今回ご紹介するのは屋島ドライブウェイ!!
景色の良さだけでなく、源平の戦いの地になったりと歴史ある土地でもあるんです。
そしてでっぱ虫の母はウルトラ雨女です。
幼少期の思い出は、ほぼ雨に濡れています。
そう。旅行中にこんな青空が見れるようになったのは旦那と結婚してからです。
目次
屋島ドライブウェイ
さあ、やってきました。屋島ドライブウェイです!!
7月21日から通行料が無料化されました!!
青空と相まって、景色のいい山道をぐんぐん進むと、大きい駐車場があります。
そこに車を停めて少しぶらぶらしてみましょう。
木漏れ日と美しい緑のコントラストが素晴らしいです。
甚五郎
マイナスイオンを必死に吸い込みながらてくてく歩くと
なんだか不気味な建物を発見してしまいます。
よく見ると・・
これが噂の廃墟ってやつですか。
看板発見。
「政府登録国際観光旅館 甚五郎」
燕尾服なんか着ちゃってるような・・
再び、
なんか昔のゲーム機ある・・・!!
窓ガラスめっちゃ割れてるし・・
全然意味をなしていない。
でもこの旅館も昔は、お客さんがいっぱいいて、従業員もいっぱいいて・・
子供の遊び声なんかして賑わっていたんだなあと思うと、なんだか時の流れというか、
と一人センチメンタルジャーニーになっていたところ・・
厨房?らへんの窓に
黒い手形?みたいなのがびっしりついてた
もう、やばかった。
調べたらホテルの所有者が、逃げたらしくて解体するにも出来ないとかなんとか。
屋島から見える景色 源平屋島合戦史跡
そうそう。忘れていました。
でっぱ虫達は廃墟を見に来たんじゃない。
これを見に来たのです。
ここ、屋島は源平合戦の地ですよね。
知っておくと面白いので「源平屋島合戦史跡 案内図」を基に簡単に説明しますね。
源平屋島合戦史跡 案内図
屋島の戦い
ここ、今でっぱ虫達がいる屋島は平らな屋根を形をした溶岩大地です。
屋島は昔、完全な島でした。
「屋島の戦い」がここを舞台に繰り広げられます。
一の谷(神戸)で平家を破った源義経は、イケイケどんどんです。
一方、平家はここ屋島に逃げてきます。
この当時完全な島だったため、海での戦いを得意とする平氏にとっては好都合でした。
源氏が海から攻めてきたところをやっつけようと企みます。
しかし・・
干潮時になれば、浅瀬になり馬でも攻め入れることができることに気づいたのです。
船隠し
上画像(源平屋島合戦史跡 案内図)の左側に「船隠し」とあります。
ここは平氏が源氏が海からくるだろうと予想した平氏が軍船を隠していたところです。
しかし、予想に反して、源氏は浅瀬になった時を見計らい、背後から屋島に渡っていました。
そして一気に絶壁を駆け下りて平家を攻めます。
しかも義経は道中で民家に火をつけることによって、150騎程度なのに、大軍に見せていました。
平氏側は3000騎いたにも関わらず、
みたいな感じで、一目散に船で海に逃げたのです。
こうして屋島は源氏の手に落ちてしまいました。
那須与一 扇の的
那須 与一 扇の的。
これは上画像(源平屋島合戦史跡 案内図)中央より右側の「那須与一 扇の的」と書かれているところが舞台のお話です。
背後から屋島を襲って、びっくらこいて船に逃げ出した平家ですが、敵が少数だと知って「騙しやがって!」と激しく戦います。
夕方になり、合戦がやむと、平家が挑発してきます。
小舟の竿の先に扇をたてて、袴の美しい女が手招きしています。
やれるもんならやってみなさい。みたいな感じでしょうか?
義経は那須与一に扇の的を射るように命令し、見事、扇を打ち抜きます。
両軍から歓声が上がったそうです。
義経の弓流し
弓流れ。
これは上の画像(源平屋島合戦史跡 案内図)の右側が舞台のお話です。
激しく戦っている際に、義経は自らの弓を誤って海に流してしまいます。
義経は部下達が止めるのを聞かず、平氏の行き交う沖まで行き、弓を拾ってきました。
戻った義経は
と語ったことから、
部下達が「ほーーーーさすがっす!アニキ!」
ってなった話がある場所です。
私達はここに来る前に高松平家物語歴史館で平家物語について軽く勉強してきました。もちろん、この屋島の戦いもありました。
上の画像にもある蝋人形が、戦いの様子などを再現してくれています。
興味のある方はこちらの記事を参考にしてくださいね。
平家物語のあらすじが簡単にわかる!高松平家物語歴史館で蝋人形が教えてくれた世の儚さ PART1
平家物語のあらすじが簡単にわかる!高松平家物語歴史館で蝋人形が教えてくれた世の儚さ PART2
ちなみに・・
浄瑠璃の池
最初、でっぱ虫の汚れた心を浄化してくれた場所。
マイナスイオンを必死で吸い込んだ
ここ
浄瑠璃の池という素晴らしい名前がありますが。
源平合戦の時に戦った武士達が血刀を洗ったため、池が真っ赤に染まったとされる
別名血の池
だったみたい。
さあ、もう少しぐんぐん進むと
屋島城跡
いつの時代のお城かと思いましたらなんと、中大兄皇子の時代!!
中大兄皇子って歴史の教科書のめっちゃ最初の方に出てくる人ですよね。
って時、たいがい教科書の最初から勉強しません?
それで途中で力尽きて、またやる気が出ると教科書の最初から・・・ってやるもんだからこの中大兄皇子、めっちゃ勉強したのって
このお城、日本書記にも記されています。
なんと7キロメートルの城壁を持った自然の地形を最大限に生かした山城です。
667年、中大兄皇子が唐と新羅が攻めてくるのに備えて、築いたお城の1つです。
ここからの景色も讃岐山脈が見れて大変キレイです!!
五郎丸の木(笑)
五郎丸の木。
屋島城跡の近くにあった木です。
あの、有名な五郎丸ポーズをしているように見えません?笑
屋島寺
お遍路さんが回る場所の1つですね、
四国霊場八十八カ所・第84番礼所です。
鑑真が唐から難波に向かう途中で屋島に立ち寄り、お堂を建てたのが始まりです。
屋島寺本堂は重要文化財に指定されています。
本堂にある、本尊十一面千手観音は今から約1070年前のもので、こちらも重要文化財に指定されています。
蓑山大明神 太三郎狸
蓑山大明神(みのやまだいみょうじん)こと太三郎狸です。
四国の狸の大将です。
300匹の狸を従えて、淡路の狸と化け比べ合戦を挑んだり、日清、日露戦争では出征して満州でも闘ったそうですよ!!
こんなお話も・・
すると蓑(みの)を被った老人が道案内をしてくれたそうです。この老人こそが太三郎狸なんです。
また、この太三郎狸、一夫一婦の契りが固いんです。
よって縁結び・子宝・家庭円満の神として祀られています。
七福神
七福神もいます!!
全国七福神巡りをしている方がよくいらっしゃるとか!
最後に
歴史、廃墟、寺、城など見所がたくさんありました。
事前にちょっとした知識を持っていくと見方も変わって楽しいかと思います。
もちろん、天気がいい日に行った方が景色が素晴らしく、遠くまで見渡せますよ!!
ちなみにスーパー晴れ男だって冒頭で旦那のことを自慢したのですが、
帰りの駐車場にたどり着く前に雨に降られました。
そしてキレイな景色を堪能してください。
場所 営業時間
香川県高松市屋島中町
通行料は無料ですが山頂駐車場は有料です。
普通自動車 300円
二輪車 200円
6:30~22:00
年中無休