こんにちは。旅行中のでっぱ虫です。
そんなでっぱ虫が今から登ろうとしているのは金刀比羅宮です!!
これから金刀比羅宮に登ろうとしているあなた。
どうせしんどい思いするなら・・
ちょっとした歴史や知識を少し頭に入れて登ると倍楽しめるはずです!
この記事では一緒に登りながら説明していきますね!
目次
金刀比羅宮
こんぴらさんと呼ばれていますが、正式には「ことひらぐう」と読みます。
参道入り口から御本宮まで長いながーい階段が続き、その段数、なんと785段!!
奥社までは1368段です!!
もちろん軟弱虫の目指すべきは御本宮です。
では、実際登りながら金刀比羅宮について説明をしていきましょう!!
・・・・とその前に観光の醍醐味の1つ!!食べ歩き!!
行儀悪くても何故か観光地では許される食べ歩き!!!
こんぴら街通にある変わったグルメを紹介しますね。
参道入り口付近のこんぴら街道は、ソフトクリーム街道で呼ばれているそうな!!
そんくらいソフトクリームが売ってるんですって。
嫁入りソフト
ソフトクリームの上に香川名物の「おいり」というあられがのってるんです。
嫁入りソフトの名前の由来
ですので、このソフトを食べると良い御縁に恵まれるとかなんとか・・。
確かにかわいい!!そして可愛い女子が好きそう!!!
ご縁うさぎ・・
かまたまソフト
これ見た瞬間
って感じでした。
うどん県ならでは、ソフトクリームに葱とめんつゆがのっています。
・・だいぶアグッレシブに攻めてきますね。
でっぱ虫は、保守派の人間ですから挑戦しなかったので、口コミをのせておきます。
口コミ
また、「かまたま」といっても卵の味はしません。
結局、葱とめんつゆを舐めてしまうと、普通のソフトになりました。
ただ、旅の思い出になりました。
他にも
おせんべい屋さんとか、
カフェもあります。
軟弱な方は無理せず、ここらへんでぶらぶらしててください。
しかし・・
これで大門まで運んでくれるそうですよ!!
確か6000円くらいだったかと!!
大変ブルジョワジーの方限定です笑
あと、周りに見られるのを承知の上で是非!!
ちなみに
ですが、「伊勢のお蔭参り」とここ、「こんぴら参り」だけは旅してもオッケーだったんです。
いざ、登ろう
記念すべき1段目の写真を撮り忘れましたが、しばらく古い出店が並びます。
飲み物は早めに買っておかないと、途中から値段が高くなり、最終的には売店がなくなります。
でっぱ虫と旦那は、1本のペットボトルを2人で大切に飲んでいました。
真夏の暑い時期に、100円をケチったばかりに頂上付近で、えらいめにあいました。
そして
はい。100段。
あと685段。
この時点ですでに息切れが始まる27歳。
ちなみにこの横に灯明堂があります。
昔の日本式の港に置かれる灯台。
安政5年に建てられたもので、重要有形民俗文化財に指定されています。
中をのぞくと、灯篭が釣るされています。
ここらへんから階段を下りてくる人を見ると、
となんとも羨ましい気持ちになってきます。
少し小脇にずれると・・
日本のために殉職された方々79名です。
国際法では、戦後の機雷処理は、機雷を設置した国が除去する決まりなのですが、連合国は敗戦国である日本に除去させていたため、彼らのお葬式が公然と行われることはなかったそうです。
海の神様を祀る、この地で79名の方に、感謝と畏敬の念を表します。
【戦争の理由】歴史を勉強したら価値観が180度変わってしまった。
この大門は高松城の城主の水戸光圀のお兄さんである松平頼重さんが建てて下さったとか!
しかし、なんとここでまだ、365段です!!
後ろを振り返ると、
なんかもうここがゴールでいいかな。
としみじみ思います。
しかしあと420段。
大門の中へ
何故なら、後から登場するこんぴら狗に由来しています。
確かにワンちゃんにいっぱいすれ違いました。皆元気いっぱいに頑張って階段登ってました。
見習います。
ちなみにでっぱ虫のわんちゃん(たらお)は元野犬で臆病なので自分から歩きません。
よって半分抱えられながら近所を一周して慣らしてます。
お散歩風景
中に入ると、宮内での商売を特別に許されている、古くから存在する五人百姓が飴を売っています。
由緒正しいんですね!!
お店の人めっちゃ携帯打ちながら「飴いりませんか~」って感じでしたけど。
そして緑がきれい!!
向こうの方にさらなる階段が見えて、どっと老け込みますが・・・
ちょっとこれ気になりません?
笑顔でしあわせ、こんぴらさん!!の文字の横にいる奴ですよ。
そうそう、ズームすると、
これです。これこれ。
最初、らくがきかと思ってたんですが、この子至るところに出没してます。
まさかの、金刀比羅宮の公式キャラクター。
その名も「笑顔元気くん」
この元気くんの純粋無垢な笑顔を、じーーいっと眺めるだけで思わず笑みがこぼれてくるそうですよ。
ちょっとあなたもじーっと1分くらい元気くんを見つめてみてください。
ふっと微笑んでる自分に気づくはずですよ。
ちなみにでっぱ虫はどれだけ眺めても、
としか感じませんでしたけどね。
さらにずんずん進むと、
429段目の鳥居を抜けます。そこの広場には
こんぴら狗!!
江戸のお参りに行きたくても行けない人が代わりに飼い犬を金刀比羅宮に行かせます。
首に巻いた袋に初穂料(はつほりょう)と道中の食費を入れて飼い主が旅人に託します。
無事代表を済ませると、再び旅をして家族の元へ帰ります。
この犬を「こんぴら狗」と呼びます。
涙が出るくらい従順です。
しかし最近、このお狗さまの像に油のような液体をかける不届き者が現れたらしいですよ。
また、象の銅像もあります。
と思っていたら、ツアーの団体さんがやってきてガイドさんが説明しているのを小耳にはさみました。
ですので、「象頭山(ぞうずざん)」と呼ばれています。
そして更に、でっかいスクリューが!!
この神様は昔から、「海の神様」として漁業や航海などの安全を守ってくれるとされています。
また、農業や医薬、音楽、芸術の神としても有名です。
ちなみに馬もいました。
本物です。
トウカイ・スタント号様です。
月琴号様です。
神様が乗る馬だそうで、はるばる北海道から連れてこられたそうです。
お尻ばかり見せている彼らが、こちらを向いた瞬間に激写した貴重な写真です。
1年に1度の10月10日に、鞘橋という橋を渡って、金刀比羅宮神事場に行くそうです。
鞘橋、私たちが宿泊した琴平花壇の近くにありました!
どうでもいい会話をしつつ、まだまだ登らなければいけません。
69歳の義母を気遣っているように見せて、
木陰で休んで、再び出発です。
階段を上ってすぐ見えてくるのが・・
着見櫓(つきみやぐら)です。
大名行列の到着を見張るための櫓です。
櫓の両側の黄色い壁には白い5本の線が入っています。
これは、金刀比羅宮が寺院だった時の名残で最高位の寺格であった印です。
先に進むと・・
どこかの飼い犬に抜かされながらもひたすら登り続けます。
どっと疲れが・・
と思ったら、ゴール違うよ、残念でした~ってゆう無慈悲なるオチです。
旭社です。御本宮ではありません。628段目です。
横を見れば、道があります。
またもや一気に老け込んだ気がします。
賢木門(さかきもん)です。
サカキモンと呼びます。
戦国時代に四国地方を収めていた長宗我部元親は、多くの寺院を焼き払って諸州を侵略していました。
金刀比羅宮が寺院だった頃、ここも目を付け、焼き討ちにするはずでした。
ですが、隣の山に陣をとった際に山の草木が全て敵兵に見えて狂乱したそうです。
そんな勘違い・・神様が怒っているに違いないということで、急遽、門を奉納しました。
しかし、大変あわてて建てたため、1本だけ柱が逆さまな状態で完成しています。
そのため「逆木門」と呼ばれていました。
しかし、縁起の関係で今の「賢木門」という字になったそうです。
はは。
進みます。
ちなみにここらへんで、786段だと「なやむ」となって縁起が悪いため、1段だけ下がる部分があったらしいけど、
あと133段です。
つらいけど、なんか見えてきた!!
ゴールです!!
御本宮
着いた!!!!!!!!!!!
見よ!!
この登り切った者だけが見れるこの景色!!
讃岐富士も見えます!!
圧巻の景色です!!
ちなみに御本宮でひたすら世界平和について祈りました。
本当です。
そして頂上でも見つけてしまった
笑顔元気くんのお守り。
最後に
がんばりました。
ひたすら頑張りました。
江戸時代の人たちの憧れ「こんぴら参り」させていただきました。
昔は道が整備されていなかっただろうし、今よりも何倍もしんどい思いをして登ってきたのだと思います。
こんぴら狗も。
でも、そうまでしてお参りしたい場所なのですから、きっと御利益があることを願います!!
そして、頑張って登った先には・・・
笑顔元気くんがいます。
ちなみに義母さんと旦那さんは翌日には筋肉痛がきたらしいのですが、