こんにちは。でっぱ虫です。
前回の記事で、・・
●偽物のオイルでは、身体にいいどころか、むしろ健康に悪い
ということを勉強しました。
詳しくは
オリーブオイルは身体に悪い!?6つの詐欺のせいで健康被害!?
その前に前回のおさらいです。
目次
効果
オリーブオイルの特徴
- ガンなどの予防になる、オレイン酸がたっぷり
- とり過ぎると悪になるリノール酸が他の油より少ない
- 酸化ストレスに打ち勝つポリフェノールとビタミンEが含まれる
- 貧血予防にもなるクロロフィルが含まれる
これらの栄養成分のおかげでオリーブオイルには以下のような効果が期待できましたよね。
●動脈硬化の予防
●胃に優しい
●便秘解消
●美肌
●ダイエット
●記憶力向上
●老化防止
●疲労回復
●冷え性改善
●肩こり改善
●デトックス効果
etc・・・
ここでは書ききれないほど!
おったまげオイルの効果はこちらに詳しく書いてあるので、よろしければ参考にして下さい。
【健康になりたい人必見】オリーブオイルの効果がおったまげ!
そしてこの効果をきちんと得るには、オリーブオイルの中でも、本物のエキストラバージンオイルじゃないといけません。
エキストラバージン詐欺
これも以下の記事のおさらいです。
オリーブオイルは身体に悪い!?6つの詐欺のせいで健康被害!?
●エキストラバージンオイルは酸度0.8%以下の風味、香りともに完璧なもの
ひどい6つの詐欺
実際はどこで作られた油かわからないってゆうね。
あと赤道直下を通り高温になるため、酸化しちゃう恐れあり。
日本では上記のような偽装をしたとしても、品質偽装には当たりません。
何故なら、国際オリーブ協会には加入していないし、「エキストラバージンオイル」規格の法規定そのものがないため、やりたい放題ってわけです。
更に食品の品質を監督する政府と業界の癒着など、1部の人の金儲けが原因です。
間違ったものを選んでしまうと、健康だと思って使用していたオイルが逆に身体に害を及ぼす可能性が高いです。
本物の見分けるためのチェックポイント12個です!
本物のエキストラバージンオイルの選び方
1 光を通さない容器に入っているか
エキストラバージンオイルは、光にあたると酸化してしまいます。
蛍光灯の光ですら避けたいのです。
ですので、透明容器ではなく、暗い遮光ビンを選びましょう。
消費者のことを考え、なおかつ自分で作ったオイルの品質を損なわいように考えている生産者は、必然的にこのような遮光ビンに入れているはずですよ。
2 酸度が0.8%以下のものを選ぶ
国際オリーブ協会では酸度0.8%以下のものをエキストラバージンオイルと定めています。
酸度が少ないということは、新鮮なオリーブの実から絞ったということです。
ですので、この表示があるかチェックしてくださいね。
3 品質認証制度のマークや「最高品質」などの表示があっても疑え
また、以下のようなマーク(左 DOP、右 IGP)見たことありませんか?
これらは、ヨーロッパなどでEUや政府が定めた地域特産品認証です。
簡単にいうと 原産地が明確な商品に与える、政府の「お墨付き」マーク。
生産から加工まで「全て」を決められた場所で、決められた通りに行ったものにつけられるもの
生産から加工までの「1工程だけ」決められた場所で決められた通りに行えば、つけれるマーク。
こんなマークがついてたら安心そうですが・・・実は生産者自身が品質のチェックを行っただけなんです。
政府が認定したっていうマークなのに、政府はおろか、他の第三者の目でチェックされたわけではないんですね~。
世界的にエキストラバージンオイル詐欺が蔓延している中で、これは少し信頼するには足りないか・・。
もちろん、中にはきちんと品質検査している生産者もいると思いますけどね。
4 オーガニックマーク認証マークがあるか
これらのオーガーニック認証マークがあれば、科学薬品や、農薬を使わずに生産された商品です。
安心ですね!!
5 値段があまりにも安すぎるのは避ける
ついつい手がのびちゃうけど・・
値段としては500ミリリットル、1500円以上のものにしてください。
目安は1ミリリットル、3円以上です。
しかし、偽物なのにわざと値段を高く設定して、消費者を安心させる悪徳業者もいます。
ただ1つ言えることは、本物はそんな安く売ることができないってことだけは確実です。
何故なら、本物のエキストラバージンオイルは大量には生産できません。
また、輸入品ならなおさら、品質を落とさないように輸送するにはお金がかかるのです。
6 空輸で運ばれたもの
エキストラバージンオイルは生の搾りたてですから、日持ちしないのです。
そんな日持ちのしないオイル。
イタリアからだと約10000キロ離れている日本まで、船で運ばれた場合、1~2か月かかります。
さらに赤道直下を通過して届くため、コンテナ内で気温60度以上になります。
この暑さによって香り、味ともに劣化して、品質も落ちてしまいます。
次に、コストがかからないのが、「リファーコンテナ」
通常の船のコンテナで運ばれたものに対し、これは庫内の温度を管理してくれます。
熱による劣化は防げますが、やはり、時間がかかりますね。
そして、1番高いのは、「空輸」
しかし、この方法が1番、鮮度を保ったまま、運ぶことが可能なんです。
品質にこだわって作った生産者は、やはり空輸で運ぶのがベストだとわかっています。
7 製造年月日がなるべく早いもの
エキストラバージンオイルは、先ほども述べたように、日持ちしません。
風味や香りは製造から2か月ほどで、失われていくとも言われています。
「船でのーんびり運ばれたものより、空輸で早く消費者のもとに届けたい」という生産者の思いを無駄にしないようにしないとですね。
どうしても鮮度のよいものが売ってない場合は、しっかり温度や光が管理された場所で保管してあったものがいいです。
8 ラベルの表示が詳しく書かれている
原産国がイタリアと表示されていても、ただ、瓶詰めした場所がイタリアなだけの可能性があります。
原産国の表示だけでは、どこのオイルかわからないんですね。
ですので、より詳しく以下のような情報がかかれていた方が安心です。
●製造場所
●オリーブの品種
●収穫時期など
ただ、それすらも嘘をかく業者がいるので、他の判断基準と併せて選びましょう。
9 低温搾油、コールドプレスで作られている
低温圧搾とはオリーブの実を、そのまま加熱することなく搾っているものです。
製造過程で高温にしてしまうと、栄養成分がかなり減ってしまいます。
トランス脂肪酸が含まれる可能性もゼロではありません。
※トランス脂肪酸とは、油を高温にする際に発生する悪魔みたいなやつ
30度以下の低い温度設定で生産されているといいですね。
ただ、「低温搾油」「コードプレス」と表示されていても、これまた、嘘の可能性もあるので他のチェックポイントと併せて判断して下さいね。
10 権威のある品評会で賞をとったもの
これ大切です!
オリーブオイル品評会は結構あっちこっちでやっています。
しかし、品評会の中にも、賄賂などを受け取って、賞を与えてしまうという、審査員はいます。
日本オリーブソムリエ協会が主宰者となっている、国際オリーブオイルコンテスト、
上記は日本流の厳格で公正公平な審査を行います。
また生産者側でなく、消費者側の立場で開催される世界唯一のコンテストです。
海外でも権威ある品評会はありますが、
よって、日本でも簡単に確認できるオリーブジャパンで表彰されたエキストラバージンオイルを確認するのがいいかもです!
ちなみに、応募してきた約3割は、欠陥風味があり、エキストラバージンオイルと認められないものだったそうです。
・・・え、やばくない?
11 専門店に行く、もしくはプロが選ぶものを購入する
オリーブオイル専門店。
実は結構、全国にあるんですよ!
そこの店員さんに詳しく教えてもらい、納得してから買うのもいいですよね!
12 試飲出来るならピリッとした刺激のあるもの
もし、試飲できるのなら。
本物はゆっくり味わうと最後に喉を通る時に、ピリっとした刺激が感じられるはずです。
でもそれが本物の味なんです!
以上で、本物のバージンオイルを見分けるための12のチェックポイントは終わりです!
あ、そうゆえば、エキストラバージンオイルの色って、緑色と黄色があるけど違いってなんなの?
緑色のオイルと黄色のオイルの違い
エキストラバージンオイルの中にも、緑色のオイルと黄色のオイルがあります。
この色の違いは、オリーブの実の品種や、収穫時期の違いです。
緑色のオイルは成熟する前の若い実から搾ったものです。
熟成した実から絞ったオイルはより黄味がかっています。
ちなみに緑色のオイルの方に、健康にいいとされるクロロフィルが含まれています。
以前、オリーブオイルの効果の記事にも、このクロロフィルについて書いたのですが一応、のせときますね。
クロロフィルの効果
身体の隅々まで酸素を送り届ける作用がある
貧血でフラフラしてる時、「顔が緑色だね」って言われました。
コレステロール値を下げる効果あり
優れた殺菌作用、殺菌効果→ニキビの原因となるアクネ菌の繁殖防ぐ
食物繊維の5000分の1の大きさで、小腸にある細かい毛の奥に溜まった、ダイオキシン、残留農薬、有害金属(水銀、鉛)を取り除く働きあり
まだ完全に解明されていませんが、ガンの予防にもいいのではないかと期待されています。
ただ、クロロフィルは光に反応して分解しやすいため、折角のクロロフィルの効果を殺さないためには、直射日光や、蛍光灯の紫外線を避けた方がいいです。
本物エキストラバージンオイルの使い方
100度以上の温度で熱しちゃうと、せっかくの栄養素がパーになってしまう可能性が高いんです!
精製とは化学的に脱色や脱臭などの処理をして不純物を取り除くことです。
エキストラバージンオイルは精製していない分、不純物(風味などを構成している)が高温で破壊されてしまうのです。
じゃあ、エキストラバージンオイルは生で使えばいいんだね。
そうなんです。
せっかくなので加熱しないで使ってください。
エキストラバージンオイル調理例
●ドレッシングにする
●カルパッチョなど生の魚にかける
●スープなど、料理の最後に風味付け
●バターの代わりにトーストにかける
●ピザの焼いた上から
●納豆になど・・
最後に
本物のエキストラヴァージンオイルの選び方をまとめますと・・
1 光の通さない容器に入っているか
2 酸度が0.8%以下のものを選ぶ
3 品質認証制度のマークや「最高品質」などの表示があっても疑え
4 オーガニックマーク認証マークがあるか
5 値段があまりにも安すぎるのは避ける
6 空輸で運ばれたもの
7 製造年月日がなるべく早いもの
8 ラベルの表示が詳しく書かれている
9 低温搾油、コールドプレスで作られている
10 権威のある品評会で賞をとったもの
11 専門店に行く、もしくはプロが選ぶものを購入する
12 試飲出来るならピリッとした刺激のあるもの
是非、この12項目を参考に、自分好みのエキストラヴァージンオイルを見つけて下さいね。
ちなみにでっぱ虫のおすすめエキストラバージンオイル達です!