こんにちは。でっぱ虫です。
今日の主役はアナトー色素です!
実は・・
まさかの水銀が含まれている可能性があるんです!
今回はアナトー色素とは、何か。
アナトー色素の危険性についてわかりやすく解説します。
目次
アナトー色素とは
ベニノキの種子から抽出された色素です。赤色、橙色、黄色の食べ物や化粧品に使われます。
これがベニノキなんですって~。
また、赤色、橙色、黄色などの天然色素のことをカロテノイドといいます。
アナトー色素は、このカロテノイド系色素のビキシン(バターなどの着色に使用)とそれを分解したノビルキシンを主成分としています。
ただ、表示される際には、これにちなんでアナトー色素のことを「カロテノイド」もしくは「カロチノイド」と表示されることもあることだけ覚えてくださいね。
どんな食品やものに使われる?
食品には、菌に強いこともあり、
ソーセージ
マーガリン
ハム
アイス
パン
エビ
カニ
焼き肉のたれ
キムチ
などに含まれています。
サフランの代わりにも使用されてるんですよ。
また、アマゾンの方では、ボディペインティングとして使用されるそうです。
日本でも、口紅やアイシャドウ、白髪染めやヘアカラーなどにも幅広く使われています。
アナトーに化学処理?
アナトー色素は古くから使用されているし、天然色素なら安心かな~と思っちゃいますよね。
ですが、自然のものからチマチマ色素取り出すのは面倒だし時間がかかるんです!
企業はやっぱり効率性を重要視します
よって、色々手を加えてしまいます。
他の添加物を加えて、化学処理を行ってしまいます。
結局天然ではなく、合成のアナトー色素も出回っているんですね。
ですが表記には上記で書いたように、「アナトー色素」「カロテノイド」「カロチノイド」のいずれかで表記されてしまうんです。
では、合成アナトー色素は危険なのでしょうか?
危険性
ビーグル犬やラットの餌として、この合成アナトーを食べさせても・・・異常なしでした。
なーんだ!じゃあ何も心配することないんだ!って思いますよね?
ちょっと待ってください。
このアナトー色素のもととなるベニノキの栽培地が今、環境汚染の問題に直面しているんです。
水銀が含まれている?
ベニノキの原産地の中南米では、金を採掘していたんです。
金は水銀に溶ける性質があります。
ですので水銀を利用して、鉱物から金を取り出していました。
この方法は世界中で行われてたんですが・・
水銀を利用するために、深刻な環境汚染を引き起こす可能性があったのです。
なので、今ではあまりこの方法は使われていません。
しかしコストが安いため、途上国などの中南米ではいまだにこの水銀を使った方法を続けているんです。
その結果、水銀に汚染された土壌で栽培されたベニノキにも水銀が含まれている可能性があるのです。
水銀の危険性
日本でも熊本や新潟で、水俣病を発症していましたよね。
水銀に汚染された魚を食べたことによって、神経系に支障をきたし被害を受けた方々がいます。
症状としては
講音失調・・言葉がうまく話せなくなる
視野狭窄・・まっすぐ見たときに周辺が見にくい
感覚障害・・さわったものの大きさやザラザラ、熱い、冷たい、すべすべなどがわからない。
運動障害・・筋肉のけいれん
聴覚障害・・聞き取れない
最後に
アナトー色素は、上記のように動物実験の結果では比較的安全な部類に入りました。
ですので楽観視されがちですが、水銀の問題がやはり気にかかります。
含まれる水銀の量にもよるかもしれませんが、私たちへの危険性が0だとは断言できません。
避けれるものなら避けたいですね。