食品添加物

植物油脂とは?猿でもわかるその危険性と表示の仕方

投稿日:2017年7月28日 更新日:

油

でっぱ虫
こんにちは、でっぱ虫です。

大好きなポテトチップスや、チョコレート、アイスクリームなどの裏面を見てたら、図々しいほどにあちこちに「植物油脂」と文字があったんだけど・・
これって何?
安全なの?

猿でもわかるように教えて!猿!

賢こめな猿
どうも。猿です。
簡単に言うと危険です。
この「植物油脂」もしくは「植物油」、「植物脂」と裏面に表示されていたら私だったら買いません。
でっぱ虫
え、まじで。
やめてよ。
今までめちゃくちゃ食べてきたわ。

この子、一体何者なのか、どんな危険があるのか、また、表示の仕方についても簡単にまとめてみましたので、詳しく見てみましょう。

目次

スポンサードリンク

植物油脂とは

植物からとられる油です。

以下の2種類をまとめて植物油脂と呼びます。

植物脂→普通の温度でも固まるもの。
(チョコレートなどを固めるのに便利だからよく使われます。口どけなめらかになります)
植物油→普通の温度では液体のもの。
(ポテトチップスなどを揚げる時によく使われます。)
賢めな猿
安いので企業にとっては、ありがたいものなんですよ。

植物油脂の表示の仕方

そして植物油脂といってもパーム油やなたね油、マーガリンやショートニングなど色々な種類があります。

でっぱ虫
植物油脂とだけ表示されていてどの油を使っているのかわからないなあ・・

どんな油を使っていても表示の仕方は「植物油脂」もしくは「植物油」、「植物脂」とだけかかれることが多いです。

植物油脂の内訳

「植物油脂」もしくは「植物脂」、「植物油」と表示されていたとしても、単体の油なのか、それとも何種類かの油を使っているのかすらわかりません。

それでオッケーなんです。

ですが、中には内訳を表示しているメーカーもあります。
植物油脂 内訳

この場合、パーム油が単体で使われていますね。

でっぱ虫
そういえばこの前、ビスケットの裏面に植物油脂(パーム油、大豆油、その他)と表示されていたなあ。

その場合、パーム油が1番多く含まれていて、その次に大豆油が多く含まれています。
そして全体の5%未満の割合で何か別の油が使用されています。

内訳を明記する際のルール

●左から順に多く含まれている名称を書く
● 5%未満の割合で含まれているものは「その他」と表示

ただ、やはり「植物油脂」と表示する会社の方がまだまだ多いのが現状です。
どうしても内訳が知りたい時は会社に問い合わせてくださいね!

内訳を表示するかどうかは、メーカーの自主判断なので、消費者に対する姿勢が垣間見れますよね。

賢めな猿
ですが、私だったら「植物油脂」の表示を見ただけで買わないですね!

植物油脂に含まれる油

でっぱ虫
じゃあ、内訳もなく「植物油脂」とだけ表示されていたら、どんな油が使われている可能性が高いの?

日本で使われている主な植物油ランキング

1位 なたね油(キャノーラ油)
2位 パーム油
3位 大豆油

「植物油脂」と書かれていたら上記の3つの可能性が高いです。

賢めな猿
どいつこいつも危険な奴らばっか!!

順番にその油の危険性を見ていきましょう。

なたね油(キャノーラ油)

遺伝子組み換えされたなたねから作られた油です。

なたね油の3つの危険性

1 遺伝子組み換え
2 製造方法(毒性の強い溶剤を使用)
3 トランス酸脂肪酸

賢めな猿

遺伝子組み換え
害虫や、雑草が死滅する農薬をまいても元気に育つなたね(キャノーラ品種)が原料

製造方法
なたねに有毒のヘキサンという化学溶剤を浸し、一気に高熱にして油を抽出する作り方

トランス脂肪酸
油を高熱にすると発生する、ガンや動脈硬化などの原因になるかもしれない悪魔のような奴

キャノーラ油はスーパーでも安く売っているけど、買わない方がいいよ。


なたね油(キャノーラ油)について詳しくかいた記事があるので是非こちらにも目を通してください。

キャノーラ油を使った動物実験では怖い結果が出ているんですよ。
キャノーラ油は買わないで!その3つの危険性!なたね油との違いは?

パーム油

アブラヤシから作られるこのパーム油。
世界消費量では第1位です。

パーム油の4つの危険性

1 飽和脂肪酸による動脈硬化
2 製造方法(化学物質を大量に使用)
3 酸化防止剤のBHA、BHTがガンの原因に
4 自然破壊
賢めな猿

飽和脂肪酸
私達のからだの中でも固まってしまうから要注意

製造方法
アブラヤシの果実に、有毒のヘキサンという化学溶剤を浸し一気に高熱にして油を抽出する

酸化防止剤のBHA、BHT
BHAは危険なため日本で1度禁止されたにもかかわらず、外交に負けて今は使用されている

自然破壊
パーム油のための大規模な農園開発によって、オランウータンが絶滅の危機

オランウータンは私の身内みたいなもんですからね。
彼らの80%はすでにこのパーム油のせいでやられちゃいましたよ・・

パーム油について詳しく書いた記事があるのでこちらも目を通して下さいね。
パーム油とは?その4つの危険に迫る

大豆油

大豆が原料の油のことですね。
先ほどのなたね油と危険性は似ています!
世界消費量では第2位です。

大豆油の4つの危険性

1 リノール酸(とりすぎるとガンやアレルギーなどの原因になる)
2 遺伝子組み換え
3 製造方法(毒性の強い溶剤を使用)
4 トランス酸脂肪酸
賢めな猿

リノール酸
リノール酸は適量なら身体にいいんだけど、とりすぎるとガンやアレルギーの原因になります。
ご飯やパンにも含まれているから、リノール酸を油で摂取したら過剰摂取ですね。

大豆油について詳しく書いた記事はこちらです!

大豆油とは?その5つの危険に迫る!

最後に

「植物油脂」もしくは「植物油」という文字を見たら、冒頭でも述べたように、この3つの油の可能性が高いです!

でっぱ虫

どれも怖い油だったなあ・・。
しかも自然破壊までして・・。

私たちが企業に「NO」と言わなければ、これらの身体に悪い油は加工食品の裏に、ずっと潜み続けるんだよなあ。

賢き猿

「植物油脂」「植物油」という文字を見つけたら買わないという選択肢を是非して下さい。

あなたの健康のためにも、私の仲間のためにも。

覚えましたか?危険な表示「植物油脂」「植物油」「植物脂」ですよ!

スポンサーリンク

-食品添加物

執筆者:

関連記事

増粘多糖類

増粘多糖類とは?これだけは知っておこう!4つの危険な物質

でっぱ虫 こんにちは。でっぱ虫です。 旦那のブリと喧嘩しました。 旦那 ブリ でっぱ虫、喧嘩すると関係のない過去のこと引っぱりだしてネチネチ言ってくるよね。 まるで増粘多糖類のように粘着質な虫だぜ。 …

お腹痛い

乳糖とは?効果は?乳糖不耐症って何?【牛乳を飲むと下痢する人集合】

こんにちは。でっぱ虫です。 でっぱ虫 牛乳飲むとお腹壊すよって人。 仲間だ。 牛乳を飲むとお腹をピーヒャラゴロロと壊す仲間達よ。 その下痢・・・もしかして牛乳に含まれる乳糖が原因の1つかもしれないんで …

りんご

リンゴ酸のうれしい効果7つ!食品にも化粧品にも含まれるけど・・何者?

でっぱ虫 こんにちは。でっぱ虫です。 あー今日の夜ご飯作るの面倒だなあ。 なんか最近疲れやすいなあ。 旦那 ブリ エネルギーが足りてないねえ。 そんな時は・・リンゴ酸って知ってる? でっぱ虫 え~。 …

はてな

デキストリンとは?害は?添加物なの?わかりやすく紹介します!

こんにちは。でっぱ虫です。 ポテトチップスの裏面を見ると必ずといっていいほど、「デキストリン」の文字が。 また、ドレッシングや離乳食、スポーツ飲料、ソーセージ、焼き肉のタレ、ソース、カップスープ、パン …

怖い

「カゼインがあなたをマジで苦しめる」4つの危険な理由【癌注意】

でっぱ虫 こんにちは。でっぱ虫です。 旦那に筋肉をつけさせてマッチョにしたい。 プロテインでも飲ませようかな。 ※「プロテイン」は英語でたんぱく質という意味。 ギリシャ語の「プロティオス=一番大切なも …

カテゴリー

RSS