こんにちは。でっぱ虫です。
牛乳って身体にいいイメージありますよね。
学校の給食にも毎日出ます!
しかし牛乳って実は健康に害をもたらす危険な飲み物だっていう説もあります。
牛乳はカルシウム、成長ビタミンであるビタミン2が豊富に含まれていて、「栄養の宝庫」と呼ばれています。
そんな身体にいいと言われていた牛乳が有害と言われているなんて・・
ちなみにでっぱ虫は牛乳飲むとお腹壊すけどね。
牛乳を飲んでお腹を壊すのにもちゃんとした理由がありました。
今回は牛乳は本当に健康にいい飲み物なのか?それとも健康に害を及ぼす飲み物なのか調査してみました!
そして調べていくうちに衝撃な事実が判明しました。
私たち消費者が知っておかないといけないこと。
乳牛の過酷な飼育環境も紹介します。
目次
乳牛の過酷な飼育環境
牛乳が危険か、健康にいいか・・の前に乳牛の過酷な飼育環境を知って欲しいとおもいます。
牛の餌であるとうもろこしが体に合わない
牛は本来、牧草を食べて育ちます。
しかし、安く、なおかつ早く牛を太らすことが出来るという理由で牧草だけではなく、とうもろこしを餌として与えています。
しかし・・とうもろこしはそもそも牛の餌として適していません。
何故なら、とうもろこしの高でんぷん質が、牛の胃に粘膜層を作ってしまうからです。
そして、この粘膜層がガスを体外に放出されるのを邪魔してしまうんです。
その結果、溜まったガスが胃をパンパンに膨らませ、膨らんだ胃が、肺まで押し上げうまく息が出来ない状態にしてしまうんです。
これにより、牛は取り込む酸素が必然的に少なくなりますよね。
その結果、血の巡りが悪くなり、免疫力を弱め、癌など様々な病気にかかりやすくなります。
牛の食道に無理やりホースを突っ込んで、溜まったガスを抜かなければいけない程、ガスが溜まるそうです。
参考サイト:牛は牧草でなくトウモロコシを食べる動物?
また、そもそも体質に合っていない餌に加えて、このとうもろこし、遺伝子組み換えされています。
遺伝子組み換えされたとうもろこしが餌になる
遺伝子組み換えされた作物=害虫や雑草が死滅する農薬をまいても枯れずに育ち続ける作物のことです。
ラットに、遺伝子組み換え作物を餌として与え続けた場合、以下のような実験結果も出ています。
大きい腫瘍が出来る
肝臓や免疫機能の低下
また、一時問題になった狂牛病。
これも牛を処理して残った部分から、肉骨粉を製造して牛に無理やり共食いさせていたことが発症の原因と考えられています。
また、餌以外にも劣悪な飼育環境も問題となっています。
ひどい飼育環境
牛舎に押し込まれ、身動きもとれないようなわずかな空間で、糞尿にまみれ、合わない餌を大量に与えられる、そんな状態で育てられています。
2014年の農林水産省主管の調査では、73%の農家がこのように繋いだまま飼育していることがわかりました。
掃除がしやすいように、糞が同じ位置に落ちるよう、つなぎ紐は短くされ、方向転換もできないそうです。
もちろん衛生的にも問題がありますし、そんな環境では病気にかかりやすいです。
病気にかかると、その治療のために抗生物質や、抗菌剤などが投与され、牛乳の中にもこれらが混ざっているといわれています。
抗生物質が含まれている牛乳を飲むことによって、アレルギーが起きる可能性があります。
もちろん、この抗生物質が牛乳の中に含まれていないか、必ず検査をするそうですが、その検査の仕方にも疑問を呈している専門家が多くいるのが現状です。
参考:論文:動物性食品における抗生物質の現状と問題点
乳牛を妊娠させ続ける
乳が出る牛は1匹でも多い方がいいので、子供をポンポン産ませます。
しかも人工受精です。
人工受精で無理やり妊娠、出産を繰り返す乳牛は次第に乳の量が減るので、6~7年で廃牛になります。
また品種の改良によって、この30年間で、乳牛1頭あたりの乳量は2倍に増えました。
日本の乳牛の年間平均乳量は8000キログラム。
肉用牛の約8倍もの乳を出せるよう品種改良されているのです。
この品種改良は牛のからだに大きな負担を与えています。
病気にかかりやすく、また自分に必要なカルシウムまで乳と一緒に出ていってしまい自力で立てないほど弱ってしまいます。
そうなると、カルシウム治療などをしても治らなければ、殺されます。
また病気の予防のため投与されるビタミン過剰が、最悪死の原因になってしまうこともあるのです。
参考サイト:HOPE for ANIMALS 乳牛の一生
遺伝子組み換え牛成長ホルモン
アメリカでは日本で禁止されている、遺伝子組み換え牛成長ホルモンが5頭に1頭の割合で投与されています。
このホルモンのことをrBGHと言います。
この成長ホルモンにより、乳牛が速く育ち、牛乳の生産量が増えるのですが、乳腺炎にかかりやすくなります。
その結果、抗生物質を投与され、それが牛乳に混ざる危険性と、IGF1がたくさん含まれるのです。
牛成長ホルモンを投与された牛乳に多く含まれます。
これは、育毛剤や、筋肉成長させる効果があることから、サプリなどにも使用されていますが、ガン細胞が増えるというマウスを使った実験もあります。
牛乳を飲んで、このIGF1が、血中に増えた場合の危険性については、
アメリカの食品衛生局は「人間への影響まだわからないから、今後研究してくね」とのことです。
牛乳はからだに害なのか?
牛乳はからだに害があるの?
牛乳はガンのリスクを上げる?
牛乳はがんになるリスクがあるのか、先に答えを言うと・・はっきりとはわかっていません。
日本の場合、生産される牛乳の7割以上が、妊娠中の乳牛から搾乳したものです。
Business Journal 牛乳は超危険!子供は絶対NG!がん・糖尿病・脳梗塞・心筋梗塞の恐れという記事によると・・
妊娠中だと、エストロゲンやプロゲステロンという女性ホルモンが牛の体内で大量に生産されています。
そしてこれらの女性ホルモンが牛乳の中に混じってしまいます。
私たち人間は、女性ホルモンが多すぎると、乳ガン、子宮ガン、卵巣ガン、前立腺ガンを引き起こす可能性が高くなります。
しかし実際に含まれるエストロゲンの量は微量で、心配する量ではないというとも乳業の発達を目的とした団体、Jミルクは発表しています。
ですが、牛乳を飲むことによってガンのリスクを高める研究はいくつも報告されています。
しかし、牛乳がガンに予防的に働くという研究結果も多数報告されているのも事実です。
医学者の中でも意見が分かれているから難しい問題・・・。
乳糖を分解できない
牛乳には乳糖が含まれています。
ですが、私たち日本人の85%には乳糖を分解するラクトーゼが足りないとされています。
乳糖を腸内でうまく分解出来ないことから、腹痛、下痢、消化不良などの症状が牛乳を摂取してから30分~2時間後に起こる場合があります。
これを乳糖不耐症と言います。
この乳糖を分解するラクトーゼは年齢を重ねるごとに減っていきます。
これは北方、中央ヨーロッパの人たちに比べて、魚などの他の食品からカルシウムなどの栄養素を摂取できるためと考えられています。
カゼイン
牛乳に含まれるたんぱく質の約80%が、このカゼインです。
カゼインは、粘り気があり、腸からうまく吸収されません。
そして、吸収されなかったカゼインは腐敗し、最悪の場合、腸の粘膜に穴を空けます。
その場合、腸内のカゼインや菌が、腸壁を通り抜けて、血管に流れ、全身、脳へと回っていきます。
このカゼイン、途中で麻薬と同じような成分に変化します。
脳に到達したカゼインは脳に悪さをして、自閉症や発達障害などを引き起こす可能性もあると言われています。
発達障害とカゼインとの関係性は科学的にははっきりと解明されたわけではありませんが、実際にカゼインを摂取するのをやめたら、発達障害が改善したという経験が多数みられています。
また、このカゼインを異物とみなし、体外から出そうとアレルギー(喘息や花粉症など)を発症する恐れがあります。
カゼインについてさらに詳しくは
カゼインの危険性。実は悪魔の申し子のような奴だった!?
を参考にしてください。
カルシウム吸収されていない説
牛乳にはカルシウムがたくさん含まれているため、骨や歯を丈夫にするとよく言われていますよね。
マグネシウムというミネラルがカルシウムの吸収を促進してくれます。
しかし、牛乳にはこのマグネシウムがほとんど含まれないのです。
反対に、カルシウムの吸収を妨げるリンが比較的多く牛乳には含まれています。
更に、加工食品を多く食べる、現代の食生活ではリンをとり過ぎ傾向にあります。
このリンは、カルシウムの吸収率を下げるだけでなく、カルシウムを道づれに排出してしまいます。
またIN YOU 現代人の体で今、何が起きているのか。牛乳によって起こる恐ろしいカルシウムパラドックスとは?の記事を引用すると・・
牛乳を飲む
↓
血液中のカルシウム濃度が急激に上がる
↓
※体は常に一定のカルシウム濃度を保つようにできている!
↓
カルシウム濃度が上がる事により、
体は危険を感じて自動的に一定に保とうと血液中のカルシウム濃度を下げ始める
↓
がんばりすぎて、逆に下がり過ぎてしまう。
↓
この不足を補う為に、なんと骨のカルシウムと自ら溶かす
↓
骨から溶かしたカルシウムで血液中のカルシウム濃度を一定に保つ
↓
骨はカルシウム不足になってしまう!?
実際に牛乳を多く飲む人ほど、骨折が増えるというスウェーデンの大規模調査の結果もあります。
また、たんぱく質をたくさんとればとるほど、カルシウムが外に排出されてしまうという危険性があると小杉中央クリニックの医療関係者も述べています。
しかし、様々な意見がある中で、今のところ、牛乳を飲むと骨が脆くなるという科学的根拠ははっきりしていないようです。
結局、牛乳は健康にいいのか、悪いのか
牛乳は実はからだに悪いという衝撃的なニュースには驚いた方も多いと思います。
では、実際に牛乳は健康にいいのか、悪いのかというと・・・
正直わかりません。(すみません)
牛乳がガンの原因になる、骨粗しょう症の原因になるなどの研究報告がなされる一方、科学的に根拠が乏しいという意見も多くみられます。
また牛乳が健康にいいという研究報告も多数あるのが現状です。
ただ1つ言えることは、あまりにも現代の酪農は動物の生理より、経済効率を優先し過ぎているのではないかということです。
家畜として飼育され、その恩恵を受けている消費者が批判するのは無責任ではありますが、本当にこれが正しい形なのか疑問が残ります。
牛のことを考え、牛乳の品質を考えた牧場では、牛は放牧でのびのびと牧草を食べて育っています。
しかし、効率が悪いからその牛乳は高値で売られているのが現状です。
実際に経済効率を優先した牛乳の品質の悪さから、起こった雪印中毒事件を紹介します。
雪印食中毒事件から見る牛乳の品質
不衛生な飼育環境や、乳量を増やすことによって乳房炎が増加しています。
そして乳房の炎症が進むと、黄色ブドウ球菌が混ざった牛乳が出るようになってしまいます。
2000年に発生した雪印食中毒事件は、この黄色ブドウ球菌が原因です。
雪印の工場で停電が起こり、タンクにあった脱脂乳が20度以上までに温められてしまい、黄色ブドウ球菌が増殖し、毒素が発生してしまったのです。
この毒素は無味無臭なので、牛乳が腐っていることにきづけなかったのです。
その結果、それを飲んだ方は嘔吐、下痢、腹痛、中には病院に入院した方まで。
なので、その牛乳は捨てられて、多くの被害者を出さずにすんだんだ。
品質のいい牛乳を選ぶために
では、品質のいい牛乳を選ぶにはどうしたらいいのでしょうか。
日本で飲まれている牛乳の9割以上は、120度~130度の超高温で2秒間の短時間殺菌をして、菌をほぼ殺したUHT牛乳です。
この殺菌方法なら、原乳の質が多少悪くても商品にできます。
このUHT牛乳を濃くて美味しいと感じる方もいるみたいだけど・・。
ですので、質のいい牛乳を飲みたいのなら以下の殺菌方法の牛乳をおすすめします。
●高温殺菌(72度15秒)牛乳
これらの殺菌方法では、病原菌はほとんど死にますが、乳酸菌はかなり生き残ります。
完全に殺菌しないため、質のいい原乳しか使えません。
おすすめの牛乳 【なかほら牧場・四季むかしの牛乳】
なかほら牧場
その中でも、なかほら牧場は、アニマルウェルフェア畜産農場認証第一号なんだ。
アニマルウェルフェアとは
なかほら牧場の牛乳を実際に飲んだ方の口コミ
濃いアイスクリームが甘み無しで、溶けた感じです。分かるかな?
自分は、濃い牛乳は大好きなので、味わい含めて、この牛乳は大好きです。(八さん)
後味が生クリームみたいな感じで濃厚なのに飲んでるときはすっきりとした甘さです。
近所だったらいいのに、送料が高いのが残念です。(nさん)
お値段が高いのは、やはり手間がかかっているのでその結果です。
牛乳だけでなく、店頭で販売している商品の安すぎる価格のからくりや仕組みに関心をもつ事が大事だなと実感しています。(Kさん)
こちらの公式HPからも購入できます。
グラスフェッドの『なかほら牧場』
自然放牧・四季むかしの牛乳
「自然放牧・四季むかし」の牛乳もアニマルウェルフェアに基づいた、自然放牧、無農薬牧草100%で育った牛からとったミルクです。
もちろん、ホルモン剤不使用です。
ここ、しあわせ牧場ではなんと東京ドームの広さに乳牛1匹の広さが与えられているのです。
無調整で低温殺菌、オーガニックな牛乳で、安心安全だね。
自然放牧・四季むかしの牛乳を実際に飲んだ方の口コミ
はっきりいってビックリ!です。
説明にあった、サッパリをかなり想像して飲んだのですが、確かにサッパリもしてます。
でも、雑味の全くないきれのよさ。しかし!しっかりとこの牛乳にしかない味がある。
一気飲みでした。(Yさん)
牛乳をあまり好きではない子供の感想です。
濃厚でとってもおいしかったです。(Aさん)
臭み、クセを、まったく感じませんでした。市販されている紙パックの牛乳とは、全く別のものですね。(Kさん)
最後に
牛乳が有害か、もしくは健康にいいのか様々な意見や研究があります。
ただ、牛乳が有害だと結論づけるには、科学的根拠が乏しいようです。
他の食事で栄養素はカバーできるし、何しろ、でっぱ虫は乳糖不耐症だ。お腹壊す。
ただ、乳牛への飼育環境があまりにもひどく、経済効率を優先し過ぎている事実を私たち消費者は知っておくべきだと思います。
もし、牛乳を飲みたいという方で、本当に質のいい牛乳を選びたいなら、少し値段は高いですが、低温殺菌牛乳か高温殺菌牛乳をおすすめします。
放牧で太陽の光を浴びながらゆったりと育った、幸せな乳牛から絞られる牛乳は確かに効率も悪く、多くの牛乳を搾ることはできませんが、幸せに育った分、おいしい牛乳です。
アニマルウェルフェアのような考えの牧場が、これからどんどん増えていくことを願います。
その安さの裏側には何があるのか、知っておかないとね。
参考文献:新 食べるな、危険!(著 小若順一)