ポテチ、チョコレート、カップラーメン、アイス、身体に悪そうなもの全般大好き、でっぱ虫です。
でもなんで一般的にこれらの食べ物って身体に悪いって言われているんだろう？
スーパーでは売ってない油だけど・・。
でもポテチとかに含まれているならいっぱい口にしてきた油ってことだよね・・。
僕たちが知らないうちについつい、パーム油をたくさん摂取していて、その量なんと、年間５キログラム！
私達がそんなに大量に口にしているパーム油とは何か、その正体と危険性を知っておかないとやばいですね。
今回はパーム油について詳しくみていきましょう。
目次
パーム油とは
パーム油とは、アブラヤシから作られる油です。
パーム油はなんと、世界で第１位です！
そう、植物油の中で１番消費されている人気者なんです。
日本でも堂々の２位に輝いています。
なぜなら、原因の１つにパーム油にはトランス脂肪酸が含まれないというメリットがあるからです。
トランス脂肪酸は、動脈硬化や心筋梗塞、死産などの原因になるとっても悪いやつなんです。
こいつアメリカでは禁止されているんです。それくらい危険なんです。
※水素を加えた時に出来るトランス脂肪酸の禁止
アメリカだけでなく世界中でトランス脂肪酸を排除しようとする動きが高まっていたんです。
トランス脂肪酸はどうやって出来るかというと、
植物油に水素を加えると油は固まります。
ですが、その過程で身体に悪いトランス酸脂肪酸が発生するのです。
油が固まっていた方がチョコレートなどの加工品を作る時、便利なんですよね。
でも油を固めちゃうと、トランス脂肪酸出来ちゃうし困った。
俺は、水素なんぞ加えなくても、普通の温度でも固まってやる心優しき男だぜ。
「固めても、溶かしても使えるし、なんたって安い！」の３拍子で企業からひっぱりだこの俺。
しかも世界的に嫌われ者のトランス脂肪酸も俺に恐れをなして近寄らないってわけさ。
・・・あれ、でもなんか臭くない？
俺様は「臭いし、まずいし、色も悪い」っていう最高に尖った奴だぜ。
トランス酸脂肪酸なんかより悪だからな！
危険性１ 飽和脂肪酸
なんで普通の温度で固まるのか、
それはパーム油にたくさん含まれる飽和脂肪酸のおかげです。
その結果、お前達の中性脂肪やコレステロールが増えたとしても俺様は知ったことねえ。
このパーム油のせいで、動脈硬化の恐れがあるので要注意ですよ！
危険性２ 製造方法
パーム油の製造過程で、大量の化学物質によって「臭いし、まずいし、色も悪い」というひどい３拍子を打ち消してあげるんです。
あと、俺のマイハニー、ビタミンEちゃんが俺を酸化させないようにいつも一緒にいたのに、化学物質まみれにされて死んじまったんだ・・。
それの反抗心でこんなにも尖っちまったのさ。
危険性３ ＢＨＡ ＢＨＴ
俺のマイハニー、ビタミンＥちゃんが力尽きたから、放っとくとじわじわと酸化していきやがる。
それを防ぐために酸化防止剤のＢＨＡもしくはＢＨＴが使われるんだが、こいつらまじで極悪人でやばいんだ・・。
BHAとBHTの怖い動物実験
ＢＨＡ
怖！ねずみにＢＨＡを含むえさを２年間あげ続けたら・・胃がんになりました。
そのため、ＢＨＡの使用が日本では一旦禁止されました。
ですが、欧米から「日本で禁止されると、欧米の消費者が混乱するからやめてや～」と意味のわからない抗議に負けて、今では普通に使用されています。
日本は国民の健康より、外交をとったわけですね。
ＢＨＴ
怖！ＢＨＴを食べたねずみに・・・肝臓がんができました。またＢＨＴを食べたねずみからうまれた子供は・・・目がなかった！
しかし肝臓がんが発生しなかった実験データもあるため使用は禁止されていません。
ちなみに安いキャノーラ油にもＢＨＡ．ＢＨＴが使われている可能性もあります。
危険性４ 自然破壊
パーム油の生産量はインドネシアがマレーシアを追い越し、第１位となっています。
ですが、大規模な農園開発により、インドネシアだけでも東京都と同じくらいの森林面積が失われています。
そこに住んでいるウランウータンは森林伐採の際に邪魔になるため、奨励金を出してまで駆除しているんです！
オランウータンはすでに、８０％以上が絶滅したといわれています。
今でも私たちが加工食品を食べ続ければ食べ続ける程、森林破壊は進み、そこに住む動物や先住民が住む場所をなくしているんです。
最後に
パーム油の危険性について理解できたでしょうか？
私たちが普段とっている加工食品
菓子パン
インスタント食品、
冷凍食品、
ポテトチップス、
チョコレート、
アイスクリーム、
惣菜やさんの揚げ物、
マーガリン、
植物性生クリーム
など
あらゆるところにパーム油は隠れています。
このままパーム油をとり続けると、自分の身体を悪くするだけでなく自然破壊を応援しているといっても過言ではありません。
確かに安いし、美味しいと感じるかもしれません。
ですが、企業側が安くて使い勝手の良いこの油を大量に使用している現状の中、自分たちで「選ぶ」という気持ちを忘れないでください。
「植物油脂」という言葉を加工食品の裏面に見つけたら要注意ですよ！
この植物油脂が使われていないお菓子などを探してみよう。
