チョコレートやアイスクリームの裏面に「乳化剤」ってかいてあったんだけど、コレって何?
なんとなくミルクっぽくて美味しそうだけど。
乳化剤は本来、混ざりあわないものを無理やり混ぜ合わせるものなんだ。
だとしたら・・だいぶ危険だよね・・!!
チョコレート、アイスクリーム、チーズ、缶コーヒー、マヨネーズ、パン、ケーキ、豆腐などなど至るところに出現している乳化剤。
私たちも大量に摂取しているでしょう。
今回は乳化剤について調べていきましょう。
安全なのか?何者なんだ?
正体を暴いてやりましょう!
目次
乳化剤とは
水と油は本来、混ざり合いません。
このように、本来ならば混じり合わないものを無理やり混ぜ合わせることを「乳化」と呼びます。
また、石鹸や化粧品、洗剤などに「界面活性剤」という言葉をみたことがありませんか?
だから、「界面活性剤」が入っていない化粧品や石鹸を買うようにしてる!
実は、そんな「界面活性剤」が食用になるだけで、表記が「乳化剤」に変わるんです。
ほぼ同じ化学物質が使われているのに?
それを口にするの、なんか怖いなあ・・。
乳化剤が使われる理由
なめらかな食感にしたり、悪くなるのを防いだり、加工しやすくする目的などで使用されます。
例えば、パンやケーキに乳化剤を使うことで、パンの水分を保つことが出来るため、長時間にわたってフワフワした食感やしっとりした食感を保つことが出来るんです。
また、缶コーヒーにも使用されます。
コーヒー豆には元から油分が含まれているため、本来ならば油と、水分が混ざり合わず2層になってしまうので、それを防ぐために使われます。
他にもチョコレートのカカオ豆にも油分が含まれていて、砂糖にもわずかに水分を含んでいます。
それらを乳化剤をつかって混ざり合わせています。
代表的なものに、コーヒー用ミルク。
水と油に乳化剤を加えると・・あら不思議。白い液体になります。
もう見た目は完全にミルクです。
後は粘り気を出す添加物とか色々加えて完成です。
乳化剤の表示の仕方
乳化させる目的ならば、どんな添加物を使おうと、どれだけ使っても、「乳化剤」とだけ表示すればオッケーなんですね。
危険な子も紛れ込んでいるんじゃないの・・?
紛れ込んでます!
乳化剤には色んな種類がありますが、今回は、中でも危険な子だけをピックアップして見てみましょう。
乳化剤の危険性
ポリソルベート
日本では2008年までは禁止されていました。
ですが、アメリカやEUが使用しており、圧力がかかったんですかね。
日本でもオッケーされて使われるようになりました。
むしろ危険性が・・・
ポリソルベートの後に20、60とか数字がつくんですけど、
続く数字が大きい程、油に近い性質になり、危険度が増しますよ。
特にポリソルベート60、65、80が、ガンの原因になりうるため危険です!
オイラを使ったポリソルベートの実験結果を聞くかい?
また、染色体異常も生じるんだ。
染色体異常として有名なのはダウン症だよね。
更に、他の発がん物質と同時にとるとガンの危険性が増すし、腸内の内側を守っている腸内粘液も破壊するんだ。
メスのネズミでは、不妊症、オスのネズミでは睾丸の委縮を引き起こしたんだよ。
こんなの人間食べて大丈夫なの?
ポリソルベート80は人間のワクチンに使用されることもあるのですが、怖いことに不妊症になるといわれています。
オクテニルコハク酸デンプンナトリウム
乳化剤として危険のものの1つに、オクテニルコハク酸デンプンナトリウムもあります。
いいえ、呪文ではありません。
加工デンプンの1つです。
化学薬品を混ぜ合わせた、合成デンプンのことですね。
水を加えると、ねばねばの糊みたいになります。
そのためEUでは乳幼児向け食品に5%以上使ってはだめと決められています。
参照:添加物評価書 厚生労働省
プロピレングリコール脂肪酸ナトリウム
プロピレングリコール脂肪酸ナトリウム。
他の乳化剤と一緒に使われることが多く、日持ち効果があります。
少しなら毒性は低いと言われていて、食品に使われる際も、原液を薄めて使っています。
防護服レベル!
原液で使用した場合、心臓、脳、肝臓に障害をもたらすといわれています。
また皮膚や目に触れたら炎症などの刺激があります。
少量なら問題ないとされていますが・・・
レシチン
大豆由来、卵由来とありますが、大豆の遺伝子組み換えが怖いです。
毒性の強い農薬にも耐えれるよう品種改良した大豆が使われているかもしれないということですね。
乳化剤に卵黄が原料となっている場合、「卵由来」もしくは「製品の一部に卵を使用しています」などの表示義務があるため、卵アレルギーの方は避けることが出来ます。
ですが、大豆が使用されている場合の表示は企業側の任意のため、記されていないことも多々あります。
大豆アレルギーの方は気を付けて下さいね。
参照:厚生労働省:政策レポート(食品のアレルギー表示について)
ショ糖脂肪酸エステル
乳化剤からそんなに大量にとることはないと思われますが、とり過ぎると下痢をします。
一部では、妊娠中にとると子供が奇形で生まれる、もしくは染色体の異常がみられるとも言われています。
プロセスチーズにはリン酸塩
スーパーで売られているチーズは、ほとんどがプロセスチーズですよね。(のびるチーズなど)
プロセスチーズはナチュラルチーズ(カマンベールなど、置いておくと熟成していく自然のチーズ)を溶かして乳化剤を加えて固めたものです。
ここで使われる乳化剤が、リン酸塩です。
リン酸塩はとり過ぎると危険なものです。
尿細管の機能が低下すると、尿を濃縮して作ることが難しくなって夜中に何回もトイレに行きたくなって困るんだ。
更に、リン酸塩の摂り過ぎは、カルシウムの吸収が悪くなって、骨粗しょう症の原因になりえます。
最後に
乳化剤と表示されていたら、その他にも安全性が確認されていない横文字いっぱいステアリン酸カルシウムやグリセリン脂肪酸エステルなどが使用されている可能性があります。
上記の添加物について覚える必要はありませんよ~、
ただ、「乳化剤」の1文字だけでどんな添加物が使用されているかわからないこと、
紹介したような、危険な添加物が含まれている可能性があることを認識しておいて下さい。
出来るだけ避けた方が安全です。
参照:渡辺雄二著 買ってはいけない