こんにちは。でっぱ虫です。
マーガリンの危険性は?
バターに健康効果?
バターの危険性は?
これらを解説していきますね!
目次
バターとマーガリン・・健康を考えるならどっちを選ぶ!?
以前ならバターです。
くい気味の即答をしていました。
ただ、現在、マーガリンの製造技術が発達し、マーガリンの危険性が大幅に減ったので・・・
正直迷っちゃいます(笑)
マーガリンとバター、それぞれどのような危険性があるのかみてみましょう。
マーガリンの危険性
マーガリンの危険性は・・・
マーガリンは従来、植物油に水素を加えて固めてつくっていました。
この過程で、トランス脂肪酸という恐ろしい奴が発生します。
マーガリンはこの水素添加によって発生するトランス脂肪酸がもっとも危険とされていましたが・・・
現在は技術が発達し、水素を加えることなくマーガリンの製造が可能に。
日本経済新聞 トランス脂肪酸規制に先手 雪印メグ、マーガリン刷新
その結果、以前ほどマーガリンはやばい食べ物ではなくなったのです!
ですので、現段階では、マーガリンの危険性は、主に原料の油です。
原料の油
マーガリンの原料となる油は・・・
パーム油や大豆油、キャノーラ油など。
マーガリンの80%以上がこれらの油で構成されています。
問題は、実際これらのどの油が使用されているのかわからないことです。
そしてそれぞれの油にもさまざまな危険性があるということです。
●遺伝子組み換え
害虫や、雑草が死滅する農薬をまいても元気に育つキャノーラ(なたね)が原料●製造方法
なたねに有毒のヘキサンという化学溶剤を浸し、一気に高熱にして油を抽出する作り方
●トランス脂肪酸
油を高熱にすることで、ここでもトランス脂肪酸発生。
トランス脂肪酸は植物油の原料を高温にすることでも発生。
※ヘキサンは主に高温にすることで蒸発すると言われていますが・・やっぱり怖いですよね。
「キャノーラ油を買ってはいけない」4つの危険な理由とは?【菜種油との違いも】
●飽和脂肪酸
私達のからだの中でも固まってしまうから要注意●製造方法
アブラヤシの果実に、有毒のヘキサンという化学溶剤を浸し一気に高熱にして油を抽出する
●酸化防止剤のBHA、BHT
BHAは危険なため日本で1度禁止されたにもかかわらず、外交に負けて今は使用されている
●自然破壊
パーム油のための大規模な農園開発によって、オランウータンが絶滅の危機
パーム油について詳しく書いた記事があるのでこちらも目を通して下さいね。
●リノール酸が多い
リノール酸は適量なら身体に問題ありませんが、とりすぎるとガンやアレルギーの原因に● 遺伝子組み換え
● 製造方法(毒性の強い溶剤を使用)
● トランス酸脂肪酸
ご飯やパンにも含まれているから、リノール酸を油で摂取したら過剰摂取ですね。
大豆油について詳しく書いた記事はこちらです!
コーン油も大豆油と危険性はほとんど一緒です。
でも原材料の油があまりよくないけど、これらの油って「植物油脂」を使用している加工食品や、お惣菜の揚げ物油に使われているものでもあるんだよね・・。
積極的には食べたくないけど、完全に食べないのは難しい油。
家でわざわざパンに塗って食べたくない気もするし・・・。
じゃあ・・バターはどうなんだろう?
バターって実は健康にいいの!?
脂肪たっぷりのバター。
心臓病や糖尿病になりそうなイメージですよね。
ですが、アメリカの研究で、バターの消費量と健康への影響について分析したところ・・
バターを食べることと、心血管疾患になることの関連性は認められませんでした。
バターを食べても心臓病への影響がないどころか、「2型糖尿病」になるリスクが4%減るという結果が出ました。
※2型糖尿病とは、高カロリー食、高脂肪食、運動不足が原因。血液中のブドウ糖が多くなり過ぎる病気
バターの健康効果を少しみてみましょう。
バターの嬉しい効果
短鎖脂肪酸だから太りにくい
バターは飽和脂肪酸です。
飽和脂肪酸と聞くと、体内で固まってしまうから動脈硬化とか、コレステロールを上げてしまうとか悪いイメージが多くないですか??
ですが、バターに含まれる飽和脂肪酸は短鎖脂肪酸なんです。
はて??なんだそれ?って方に簡単に説明しますね。
短鎖脂肪酸は、その大半が大腸のエネルギー源になります。
短鎖脂肪酸は腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれるいい奴なんです!
そして・・
短脂肪酸の嬉しい効果
2 便秘解消
3 肌荒れを防ぐ
4 大腸がんの予防
5 動脈硬化を防ぐ
6 ミネラルの吸収を促進
7 うつ病にいい
8 肥満防止
9 食欲を抑える
10 免疫効果を高める
11 糖尿病予防
これらの効果が期待出来るんです!!
バターなんて太りそうで、動脈硬化に・・といった悪いイメージと正反対の効果です。
短鎖脂肪酸について詳しくは
ビタミンAが豊富
バターにはビタミンAがたくさん含まれています。
その量は牛乳の・・・・13倍!
ビタミンAの効果
眼にいい・・ドライアイや眼精疲労を防ぐ
病気の予防・・免疫力を高めてウイルスを撃退。風邪などの予防
など
またバターが黄色いのはビタミンAのカロテンのせいです。
そのカロテンは、牧草に多く含まれているので、牧草を食べた牛の乳からつくるバターの方が、よりビタミンAが豊富ですね。
ビタミンDが含まれる
バターには日本人の不足しがちなビタミンDも含まれています。
ビタミンDの効果
病気の予防・・免疫力をあげ、風邪などの予防
うつなどの予防・・ビタミンDが不足すると精神障害があらわれるとの報告あり
など
ビタミンKが含まれる
ビタミンKの効果
骨を丈夫に・・骨粗しょう症の予防
ビタミンEが含まれる
マーガリンに比べると少量ですが、バターにもビタミンEが含まれています。
ビタミンEの効果
血流をよくする・・美肌、冷え症、肩こりによい
コレステロール値下げる・・悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす
前立腺がん、胃がんの予防をするというデータもあり
リンがそれ程多くない
リンは多すぎると、カルシウムの吸収を妨げてしまいます。
そして、加工食品を多く食べる、現代の食生活ではリンをとり過ぎ傾向にあります。
では、折角バターにはカルシウムも含まれているのに、吸収されないのでしょうか?
いいえ。
バターは、牛乳に比べると、リンの含有量はそれほど多くないので、それ程、気にすることはないでしょう
※牛乳ではカルシウムがあまり吸収出来ていないという説があります。
リンやカルシウムの他にも、ナトリウムやマグネシウムなどのミネラルを多種類含んでいます。
バターに含まれる共役リノール酸
共役リノール酸とは、不飽和脂肪酸の一種で、牛や羊などのはんすう動物の胃で作られます。
共役リノール酸の効果
2 脂肪を溜めこまない
3 筋肉に栄養を届ける
4 抗酸化作用
実際、ダイエット目的や、筋肉ムキムキのために、この共役リノール酸が含まれたサプリメントも売られていますよね。
しかし、それがそうでもないんです。
様々な実験から、バターの今の位置づけは「有害でも有用でもない食べ物」というなんとも中途半端なポジションなんですよ。
危険!?共役リノール酸は、天然のトランス脂肪酸
実は、この共役リノール酸は別名、天然のトランス脂肪酸なんです。
そうなんです。
今まで問題視されていたのは人工的に発生させる人工トランス脂肪酸だけでした。
しかし、牛や羊などの胃に棲む微生物によって発生する天然のトランス脂肪酸に対しても、ある研究が警鐘を鳴らしたのです。
「天然であれ、人工であれ、トランス脂肪酸は心筋梗塞を23%も増やし、心不全による突然死を47パーセントも増加させる」と発表したのです。
簡単に言うと、この研究は、共役リノール酸は悪玉コレステロールを増やす作用があると報告したのです。
こんな怖い、報告結果があって、バターにはこの共役リノール酸が含まれているというわけです。
結論
バターとマーガリンどっちを選ぶかと聞かれたら・・・
バターは健康効果も報告されている一方、天然のトランス脂肪酸の心配がありました。
マーガリンは以前ほど、危険性は減ったものの、原料の油が心配。
ってことで、ごめんなさい。
決めれません(笑)
ただ、もしバターを選ぶなら、スーパーで購入するより、より健康効果を期待できるグラスフェッドバターをおすすめします。
グラスフェッドバターとは?普通のバターとの違い4つ!おすすめの商品も紹介します
ただ、パンには、バターでもマーガリンでもなく、エキストラバージンオイルを塗って食べるのが1番健康的でお気に入り。(笑)
【詐欺に負けるな】エキストラバージンオイル 本物の見分け方。12のチェックポイント