こんにちは。
でっぱ虫です。
ストレスに弱いんだよなあ・・・。
治したいんだけど。
この記事ではストレスに強い人の特徴を紹介しています。
しかし、もっと根本に悩みの原因があった場合・・
ストレスに強い人の真似をしてもうまくいきません。
どうしたらいいの?
あなたの今まで生きてきた人生を見直す必要があります。
そしてそれを受け入れなければいけません。
今回はストレスに負けないためにはどうしたらいいのか、
折れない心のつくり方を紹介します。
目次
ストレスに弱い人
ストレスに弱い人というのは、ある問題に直面した時、悩むだけなのです。
悩むだけで・・・
解決するための計画を考える心の余裕がなく、
またその意思もないのです。
と考えなくてはいけません。
そのためには他人に関心を持つことが大切です。
他人に関心を持つ
他人に関心を持つと解決策が見えてきます。
人に関心があれば
●あの人は何故この仕事に失敗したか
●あの人は幸せに生きるために何をしているのか
●あの人は何故あんなに苦しんでいるのか
その答えが分かってきます。
しかし悩んでいる人は自分にしか興味がないから、
幸せな人にも不幸な人にもビジネスの成功者にも失敗者にも興味がありません。
「辛い」
「もうやだ」
「自分はこんなに頑張ってるのに幸せになれない、だからもっと頑張らなければ」
「自分はもうだめだ」
と悲観的になるだけ、もしくは自分の世界観だけで努力してしまうのです。
それではいつまでたっても人生はうまくいきません。
大切なのは「何故?」と考えることです。
●何故自分は幸せになれないのか?
●何故自分はストレスに弱いのか?
そのヒントを上手くいっている人を観察し学ぶのです。
ストレスに強い人の特徴
心理学者スーザン・コバサによるストレスに強い人の特徴3つ
●困難から逃げないでかかわっている
●変化を恐れず、チャレンジする
自分はこの状況をコントロールできるという感覚がある
ストレスに強い人は、自分はこの状況をコントロールできるという感覚が強いです。
そういう感覚のある人はストレスに満ちた状況に負けません。
こんな実験があります。
その際2つのグループに分けた。
2 ボタンのないグループ
実際には平均的に同じ時間を見るように設定していた。(数秒)
1のグループはボタンで実際に時間をコントロール出来たわけじゃないんだね。
しかしコントロールできると思っている1のグループの方が不安や恐怖が少なかったのです。
要するに・・
実際にコントロールできるかできないかではなく・・・
と思っている人の方がストレスに強いのです。
「自分は対処能力がない」と思い込んでしまえば実際になくなっちゃうんだ。
自分が自分をどうイメージするかで「実際の自分」は影響を受けるのです。
つまり何か問題に直面しても・・
と思い込むことが大切なのです。
でも「私ならこの状況を打開できる」って思える程の自信がないぞ・・
困難から逃げないでかかわっている
ストレスに強い人の特徴の2点目は「困難から逃げずにかかわっていること」です。
困難な状況にかかわった方が必然的に苦労は多くなるが、ストレスは少ないのです。
何かトラブルに直面した時に逃げてしまうと・・・
その状況がもっと嫌になり、ストレスになり、怖くなるのです。
運とか人の好意など自分の力以外で乗り切ろうとする人も・・・
状況にかかわってもいないし、コントロールしようともしていません。
自信は困難な状況に自分がかかわって解決した時に生まれるものです。
例え上手くいかなくてもかかわれば多少の自信はうまれます。
本人が意味があると感じるものには深いかかわりをもっているという特徴があるよ。
変化を恐れずチャレンジする
ストレスに強い人の特徴の3点目は「変化を恐れずにチャレンジすること」です。
会社経営者に危機に直面した時、どう対処するかを調査した結果・・
ストレスに強い人は
という特徴があったのです。
逆境や困難の中で自分を鍛えようと思った人はそこから何かを学び、成長するのです。
困難を
と前向きに解釈し、
この逆境や困難を乗り越えた先に目を向けて
直面する状況をチャレンジと受け止める人ほど、ストレスに強いのです。
ちょっと今日から意識して生きてみようかな。

ストレスに弱い理由
ストレスに弱い人は逆を言えば・・・
以下の3つの特徴を持った人になります。
ストレスに弱い人の3つの特徴
●困難から逃げてかかわろうとしない
●変化を恐れて、チャレンジしない
ストレスに強い人の特徴を意識して自分を変えることが出来たらいいのですが・・
中にはどうしても自分を変えれない人がいます。
そうなってしまった深い原因があるからです。
ストレスに弱くなった4つの原因
●与えることができないから
●心の底に無力感、自己無価値観があるから
●受け身の解釈しかできないから
理由1 長いこと従順に生きることに馴らされてしまったから
「かかわる」ためには自らの意思が必要です。
つまり、かかわらない人は自らの意思を持たないで今まで生きてきたのです。
次第に周りにとって都合のいい子どもになっていたんじゃないかな。
このように周囲の人に恐怖心があり、
自分の意思を持てない人が困難に「かかわろう」と思えるはずがないのです。
理由2 与えることができない
「かかわる」ということは時に「与える」という面が出てきます。
与える喜びを知らない者はかかわることが出来ません。
オーストラリアのホリー・ブッチャーさん(享年27歳)が
亡くなる前日にかいた遺書にはこのような一文があります。
そのためにはもっと、もっと、人に与えること。
自分のためより他人のためにすることの方が幸せになれるというのは本当だわ。
私ももっと与えたかった。
病気になってから信じられないくらい愛情深くて親切な人たちに会ったし、
家族や友人、そして見知らぬ人々から思いやりのある、
愛情にあふれた言葉やサポートを受けたわ。
私が決して返せないくらいに。
2度と忘れないし、いつまでも感謝し続けるわ。
(Facebookより抜粋)
自分の利益だけを考えて行動する人、
見返りを求めて行動する人、
与える喜びを知らない人は、人と深くかかわることは不可能です。
理由3 心の底に無力感、自己無価値観があるから
ストレスに強い人の特徴として
「自分はこの状況をコントロールできるという感覚がある」
ということが挙げられました。
自分に自信がないとこの感覚を持つことは出来ません。
つまり、自信のない人というのは
「自分にはそんな力を持っていない・・」
と無力感を持っているのです。
自分は価値のない人間であるという自己無価値観が心の底にへばりついているのです。
自分が無意識にこのような無力感があるかどうかは自分がどういった人を応援しているかでわかります。
例えば心の中で応援する人がコロコロ変わる人。
つまり正しい人を応援するのではなく・・
常に負けた方に自分を同一化して
その負けた側が勝つことを望んでいる。
しかし勝つと今度はその戦いで負けた側が勝つことを望んでいる・・
その無力感も何かしらの体験で生まれたものではあるのですが・・
ということを理解しなくてはいけません。
理由4 受け身の人間だから
困難にかかわろうとしない、
状況をコントロールしようとしない、
困難を挑戦と捉えない・・・
そんな人は依存心の強い受け身の人間です。
受け身の人間は物事を・・
●あいつのせいでこうなったんだ
などと受け身で解釈しています。
相手に
●ああして欲しい
という願望を持っているのに周囲の人がそうしてくれないため、次第に憎しみを持つようになります。
受け身で解釈してる限り、自分の中に力が湧いてこないので・・
すぐに心が折れるし、ストレスにも弱いです。
●色んな解釈の仕方を見出し、「これは自分がしたこと」という受けとめ方をした人
ハーバード大学が離婚についての調査をした結果・・・
離婚を元の配偶者のせいにした人の方が長いこと苦しむことがわかっています。
ですので物事を解釈する時には・・
出来るだけ色んな視点をもつことが大切です。(原因を1つに絞らない)
そして・・・
と認めて、反省をすることが大切です。
更に
と理解してください。
自分を責めてはいけない
「自分がこの状況を生み出した張本人」であり、
「その原因は私の弱さ」と認めて反省しても・・
決して「自分の弱さ」を責めてはいけません。
弱くなった理由があるんだから。
人はそれまでの生き方の結果として弱くなったのです。
愛に恵まれたあたたい家庭で育つ人もいれば、憎しみと恐怖に支配された家庭で育つ人もいるのです。
※基本的欲求とは・・「生理的欲求→安全欲求→愛と所属の欲求→承認欲求」(マズローの欲求階層説より)
そんな環境で育った人にいきなり
と言っても到底無理な話です。
弱いのはあなたのせいではないのです。
むしろ・・
と認めてあげてください。

心に嘘をつくとストレス大きくなる
心に嘘をつくというのは、ありのままの自分を見失った状態です。
●ストレスで胃が痛い・・
●ストレスで頭が痛い・・・
●ストレスでお腹を壊す・・
●ストレスで食欲が出ない・・など
その人が何を考えるかで身体のストレスは全然違います。
辛いこと、嫌なことを考えている時の身体の緊張はスゴイのです。
そのストレスで免疫力が落ちて体調を崩したり、病気になってしまったり・・。
健康な身体と心のためには・・
自分の感情に注意を払い、それを意識に結び付けて、そして意識した感情を表現することが大切なんだ!
ありのままの自分に嘘をついている状態だね。
例えば・・
●本当は嫌いなものなのに、人からよく思われたいから好きと言ってみたり・・
●今、行っていることが自分では正しいと思っていないのに無理やり自分を納得させてみたり・・
このように自分の感情に注意を払わず、意識しようとせず、それを表現しない。
でも無意識下にはその感情は存在している。
その結果、自分に嘘をついても身体は悲鳴を上げている状態になってしまうんです。
どうしたらいいの?
自分の感情に注意を向ける
自分のことに注意を向け、症状や感情をきちんと知ることが初めの1歩です。
そして自分の悩んでいるその状況を作り出した原因を正しく理解しようとする態度が大切です。
咳をする、鼻が詰まる、それらの悩みは風邪の症状です。
同じように基本的に悩みは何かの心の病の症状です。
「他人の不幸を望む」そんな社会的に望ましくない感情があったとしたら・・
と否定しても心の底に憎しみがあることをまず認めるのです。
それを意識出来る人の方がストレスは少ないのです。
そして、何故無意識の領域に憎しみの感情があるのか過去の自分を振り返ってみる必要があります。
例えば
●自分の意思を持つことが怖かった人生・・
●努力しても何も良いことのなかった人生・・
●悪くないのに厳しく責任を追及された人生・・
●困っても誰も助けてくれなかった人生・・
など・・
そこにやられっぱなしの惨めな人生が見えてくるかもしれません。
そしてそれを受け入れるのです。
だからこのように社会的に望ましくない願望があっても仕方ないと受け入れた方が楽になるんだ。
そしてこのような感情を紙に書いたり、人知れず叫んでみたりと・・
自分が1番落ち着く感情の発散の仕方を身につけましょう。
更に身体に不調が出てきてしまった場合は、その不調を
として受け取らなくてはいけません。
例えば、不眠症になってしまった・・・・
この場合、まず不眠症になった事実を受け入れます。
そして自分に問いかけるのです。
●この症状は私の何と関係しているのか?
もしそれが自分の社会的な立場が原因だとしたら・・
その結果、身体に不調が出ているのなら、自分の社会的な望みが大きすぎるということ。
成功して周囲の人を見返したいという気持ちが強いのではないか。
人生を振り返ってみると・・
小さい頃、いじめられてバカにされて心に傷を負った・・・
そうだ。
自分はもっと社会的に活躍して周りの奴らを見返したい。
でもうまくいかなくて焦っているからこんなに不安でイライラしているんだ。
このイライラを家庭のせいにしたり、仕事のせいにしたりしてしまうんだ。
社会的に成功したい、完璧を目指したいと思っていても・・・
というメッセージを身体の不調を通して受け入れなければいけません。
実際は、自分の力にふさわしいところに落ち着くのが長い目で見れば幸せなのです。
しかし劣等感があるから、自信がないから「現実の自分」を受け入れることが出来ません。
小さい頃、母親から
などと母親から言われたなら、なおさらありのままの自分を受け入れることなんて出来るはずがありません。
その結果、心身共にボロボロになるまで、うつ病になるまで頑張ってしまうのです。
という、心の底の本当の気持ちを自分に隠さないことです。
こういった人格が形成された自分の過去が不幸だったならそれを受け入れるのです。
そして、自分が成長する時期に周囲にどんな人がいたのかを考え、
と思うのです。
自分を欺いている限り、幸せにはなれないしストレスに打ち勝つことも出来ないんだ。
幸せになるためには
悩みは昨日の出来事ではなく、小さい頃からの長い積み重ねの結果で今あなたは悩んでいるのです。
温かい愛情を持った母親に育てられた人は、
自分の成長のために物事に取り組み、生きることができます。
与える喜びを知っているから、皆に愛され苦しい努力をしなくても素晴らしい人になれます。
しかし小さい頃から、寂しく愛されようと努力しても傷つけられる・・
そんな恵まれない環境で生きてきた人は、
幸せになりたいと真面目に努力し生きてきても
憎しみの感情が心の底にある限り幸せになれません。
いったん、不幸の輪の中に入るとどんどん不幸になっていきます。
(オーストラリアの精神外科ベラン・ウルフ)
生まれてくるところは自分では選べません。
人生は、はっきり言って不公平です。とことん不公平です。
子どもが可愛くてたまらない親に育てられた子もいれば、
子どもの嫌いな親に育てられた子もいる、虐待されて育った子もいる、親のエゴのために育てられた子もいる・・・
その不公平さを、自らの過酷な運命を
受け入れなければいけないのです。
ストレスで眠れない日があっても、
と胸をはって欲しいのです。
単に「生きてきた」というだけでもそれは人によって価値が全く違うのです。
誰が認めてくれなくても、自分だけはそんな自分を認めてあげるのです。
「人生は不公平だ」と嘆くよりも「私は彼らと違って重い使命が待っている」と解釈するのです。
そして
という自己イメージを常に持ち続けてください。
そうやって心の傷を乗り越えた時、
憎しみの感情をコントロールできた時、
使命を果たし終えた時、
恵まれた環境で育った人には感じ得ない達成感と喜びがそこにはあります。
まとめ
ストレスに弱い人は、ストレスに強い人の特徴を真似してみること。
ストレスに強い人の3つの特徴
●困難から逃げないでかかわっている
●変化を恐れず、チャレンジする
どうしてもうまくいかない人は、もっと自分の根本的なところに問題がある。
4つの原因
●与えることができないから
●心の底に無力感、自己無価値観があるから
●受け身の解釈しかできないから
何か悩んでいる時は・・
であり、
と認めて反省しても・・
決して「自分の弱さ」を責めてはいけない。
弱くなってしまったのには理由があるから。
その理由を知るためにもまず、自分に嘘をつかないこと。
自分の感情に嘘をついているとますますストレスは大きくなる。
自分の感情を素直に見つめ、自分の人生の土台を見直していく。
その結果、本当の自分を自分で認めることが出来たら、それが自信に変わっていく。
自分を欺いている限り、幸せにはなれないしストレスに打ち勝つことは不可能。
そして、自分の育った環境が不幸であったなら、
何も楽しいことがなかった人生なら、
人生は不公平であることを受け入れる。
受け入れるが、
と自身を認めてあげる。
そして
と自分に言い聞かせて生きていく。
心の傷が癒えた時には、憎しみを心の中で断ち切れた時には、本当の偉人になれる。
この記事は【加藤諦三著、逆境をはねかえす心理学~折れない心のつくり方~】を一部引用、参照しています。