こんにちは。でっぱ虫です。
人間関係が苦しい・・
結婚生活が苦しい・・
仕事が苦しい・・・
毎日が苦しい・・・
過去が苦しい、思い出したくもない・・
なんでこんな苦しいことの連続なんだろ・・
生きるってこんな苦しいことなの?
苦しいけど、誰にも言えない。
そんな感情を抱えて生きているあなたに。
今あなたを苦しめている事柄はなんですか?
●他人
●家族
●仕事
etc・・
それぞれ何かしら悩みの種があると思います。
しかし実は、それらの事柄そのものがあなたを苦しめているのではありません。
人生において「何が起きるか」「何が起きているか」は実は重要ではないのです。
私はこんなに苦しんでるのに。
実は「起きたこと」に対するあなたの解釈の仕方があなたを苦しめているのです。
苦しさの本当の原因は何か。
「起きたこと」に対するあなたの受け止め方なのです。
●ガンになった・・もう私の人生最悪・・
●あいつのせいで自分はこんな目にあった・・
●なんでこんなに自分はダメなんだろう・・
etc・・
そしてそれを唯一の考え方であると思い込んでしまうから苦しいのです。
同じ体験をしても、それを楽しめる人、苦しむ人がいるように、「起きたこと」そのものがあなたを苦しめているのではないということ。
あなた自身の解釈の仕方があなたを苦しめているということをまず認識してください。
大切なのは、どうしてこのように物事を解釈してしまうのか・・・
そのように解釈する自分自身をよく知るということです。
今のあなたの思考を作っている
●現在の自分が置かれている状況
をよく分析する必要があるのです。
そして、悩み・苦しみから抜け出す鍵は以下の2点です。
②「起きたこと」に対する視点を変える、もしくは増やす
この記事を読んで、少しでも前向きになれるように、あなたの心が軽くなることを願います。
目次
苦しみを自分がどう解釈しているのか
人生から、苦しみや悲しみがなくなることは絶対にありません。
それは不可能です。
現実世界の事実は変わりません。
むしろ苦しみは避けようとすればするほど、大きくなるのです。
実は逆なのです。
もし、自分の人生が何故こんなにも悩みがあり苦しいのだろうと生きている人は・・
そのさまざまな悩みを作り出しているのは自分自身なのだということを認識してください。
現実の事実があなたを苦しめているのではありません。
現実の事実に対して、自分の感情や反応を人は毎回選択し、その結果悩んだり苦しんだりしているのです。
例えば同じガンになっても・・
「なんで俺がこんな目に合わなくてはいけないんだ。」
「手術なんて嫌だ・・苦しい苦しい苦しい・・・早く終われ」
と感じる方もいれば、
死を意識して・・・
「何気ない毎日の風景はこんなにも綺麗だったのか」
「手術は健康になるために必要なものなんだ」
と思う方もいます。
苦しみとは、解釈次第で耐えることも出来るし、耐えがたいものにもなるのです。
そしてこのような解釈自体が、自分が選択したものなのです。
じゃあ何故、同じ経験をしても人によってこんなに感じ方が違うの・・?
それは、人それぞれ
●現在置かれている状況
が違うからです。
苦しみの根本的な解決は事実そのものを変えるのではなく、
自分を知って、自分の内面を変えることなのです。
変えられることは変える努力をして、変えられないことは受け入れるのです。
過去や他人は変えれませんが、自分と未来は変えれるのです。
自分を変えるために自分自身を知る
見解は自分の力で変えられる。
(16代ローマ皇帝)
確かに自分を変えるのは、難しく努力のいることです。
ですが、自分自身の内面を変えなければ一生、悩みや苦しみから抜け出すことは出来ません。
必ずまた同じような苦しみに何度も直面します。
自分の思考回路を知らないから、
どのような事柄に対しても無意識的に同じような解釈をしてしまうのです。
そしてその解釈以外、他には考えらかれないから苦しみは尽きないのです。
自分を変えるというのは、自分以外の誰かになることではありません。
今よりもっと自分自身になることなのです。
そのためにはまず自分自身を知ること、分析することから始まります。
そのためには繰り返しになりますが、自分の思考回路を形成している「過去」と「自分の置かれている状況」を分析しなくてはいけません。
過去からの影響
人は最初の体験で物事を解釈しがちです。
その多くは幼児期に経験したものです。
そして大人になった今でも昔の体験を元に、
勝手にその時に感じた感情を発生させてしまうのです。
簡単な例で言うと・・・
【現在】犬を見ただけ→怖い
犬に噛まれた経験のない人は犬を怖いとは思いません。
このように過去の経験は今の感情に大きな影響を与えているのです。
ですので小さい頃、楽しい体験がなかった人は何をしても楽しいと感じにくいのです。
私は「どうせ私なんて・・」「バカにしやがって」って思うことがよくあるんだけど・・・
これも過去の何かの体験と結びついているってこと?
そういう悩みは、幼少期に母親、もしくは父親から責められた経験がある人が多いのです。
例えば成績が悪かった時に親が成績表を見て、失望した顔をした・・
言葉では直接責められていなくても表情から責められているというメッセージを受け取って、
その表情と自分が責められていることを結び付けてしまうのです。
それが年をとってからも人がちょっとがっかりした顔をすると、
実際は責められていないのに、まるで自分が責められているように感じて苦しくなってしまうのです。
また幼少期、母親が母親自身の問題でイライラしているのに
「あんたのせいで」
と責められてきた人は何でも自分と関連づけて考えてしまう傾向があります。
人があなたとは関係のないことで怒っていたとしても、
まるで自分が悪いことをしたかのような気分になってしまったり・・・
余計な神経を使って疲れてしまいますよね。
自分に自信が持てない・・。
持てないから、人の前では自分を取り繕って疲れる・・
そんな人は幼少期に
親が自分に対して
「こうあって欲しい」
という期待に応えようとしてきた人です。
と意識して生きてきた可能性が高いです。
ありのままの自分が許される世界で生きてこなかったのです。
そうすると、大人になってからも周りの人に対して
と感じてしまいます。
その結果、相手があなたに敵意を持っていなくても、相手が敵に見えてくるのです。
「こうあるべきだ」という完璧な自分と比較して今の自分を解釈してしまうから、
自分の不完全な部分にばかり目がいってしまうのです。
その結果、自分を好きになれず何をやっても苦しいのです。
無駄な時間を過ごしているとすごくイライラしちゃう。
こうゆう人は、小さい頃に自分の大切な何かを奪われた経験があり、その喪失感が無意識にあるのです。
例えば電車を待つちょっとした時間なども、自分の大切な時間が奪われたと感じイライラしてしまうのです。
このように、自分のいかなる感情も過去から完全に自由であることは不可能なのです。
しかし、今あなたは過去を生きているのではありません。
現実世界と向き合って生きていかなければいけないのです。
感情も過去にとらわれず、現実に合わせていく必要があるのです。
現在置かれている状況からの影響
あなたの思考に影響を与える、もう1つの要素は「現在置かれている状況」です。
私達は何かを感じた時に、自分がどういう状況でそれを感じたかをあまり考えないで、その感じ方が唯一の考え方だと思ってしまいます。
例えば、同じぬるま湯のお風呂に入る場合・・
●事前に冷水風呂に入っていた人
●事前にもっと高い温度のお風呂に入っていた人
この2人がぬるま湯のお風呂に入った時の感じ方は同じ温度なのに違うはずです。
それは同じ温度でも状況が違ったからです。
飛行機の「揺れ」は怖いが、ジェットコースターの「揺れ」は楽しいと感じるように、ある特定の状況では、恐ろしいと感じていることが、別の状況では楽しいと感じることがあるのです。
つまり、あなたが苦しいと思っている事柄も・・
あなたが今とは違う状況にいけば、同じ事柄でも違う感じ方が出来るのです。
シカが海に行ったら生きるのが辛くなるように、
あなたもあなたに合っていない場所で苦しんでいませんか。
シカは浜辺では生きにくいのは当たり前です。
生きることに疲れた人、生きることが辛い人は
自分が今どのような状況にいるのかをしっかり見つめることが大切なのです。
自分を知って、受け入れる
上で述べたように、人間は過去と状況に影響されます。
しかし誰もが同じように影響されるわけではありません。
影響されやすい人と影響されにくい人がいます。
自我の確立が出来ているかどうかです。
つまり、影響されやすい人は確固たる自分がないのです。
自分がないから、外側の刺激に感情が振り回されるのです。
さまざまな外側の事件や、他人の何気ない一言まで常に自分の気持ちがかき乱され、必要以上に苦しみます。
大切なのは、現実と接することです。
そして現実で起きたことに対して発生するあなたのさまざまな感情を、
どうしてこのような気持ちになるのか考えなくてはいけません。
そのためにはまず、
●自分の状況を理解する
そうやって
自分自身の感情をコントロールしなければいけません。
それが自分を確立するということです。
自分を確立するためには自分の内面の深い部分まで知っていかなくてはいけません。
そのためには何事にも「何故?」と自身に問いかけると、本当の自分の姿が見えてくるはずです。
例えば、周りの人の言葉にいちいち傷ついてしまう人が自分を分析すると・・
本来なら自分にとってどうでもいい人が言った言葉に傷つく必要はないはずです。
それを言った相手が自分にとってどうでもいい人なのに、
心が傷つくのは対象無差別に人から受け入れられたいという思いがあるからです。
それは自分が自分を受け入れていないからです。
過去の体験を思い返してみるのです。
人格形成がされきってない幼児期に、親から「~であるべきだ」「~すべきではない」という教育を受けてきたことに気づくと・・
自分は幼い頃、
「欠点のある自分は批判される」
「欠点のある自分は殺される」
と無意識に感じて生きてきたのかもしれない。
その欲求不満が自分を嫌いにさせているのではないか。
と気づくことです。
そして大人になった今でも・・
という思い込みを持って生きているのかもしれません。
それが思い込みだと分かれば、
相手が敵意を持って自分に接しているのではなく、
自分が敵意を持って相手に接していたことに気づけるのです。
そう気づけるようになれば、自己イメージをガラリと変えることが出来ます。
自己イメージが変われば、現実世界の見え方も変わってきます。
相手を、世の中を、もっと好意的に見れるようになります。
また自分を受け入れることによって「自分らしさ」というのがわかってくるようになります。
自分らしさがわかると、
自分がどういう相手と付き合えばよいのか、
どういう状況に身を置けばいいのかという選択を間違えずに済みます。
あなたにとって不要な人間関係や状況に執着する必要がなくなるのです。
視点を増やす努力
繰り返しになりますが、
客観的な事実は1つでも、
さまざまな視点からみた解釈は1つではありません。
人生の苦しみは1つの視点でしか物事を見れないことによって生まれます。
苦しみ、悩みから抜け出すために大切なことは視点を変える、増やすということです。
そのためには何事にも「何故?」と考える努力をして下さい。
例えば、ある人から傷つく言葉を言われたとしても・・
「あの人は私のことが羨ましいから、ああやって悪口を言うのだろうな」
と違った視点で相手を見れるようになります。
視点を増やす努力をすると、相手も自分にとって違って見えてくるのです。
また、同じ苦しみでもその苦しみをどう認識するのかで耐えやすくも耐え難くもなるはずです。
視点を増やすということは、苦しい状況から抜け出す方法なのです。
最後に
「起きたこと」そのものに人は苦しめられるのではありません。
「起きたこと」に対するあなたの解釈の仕方があなたを苦しめているのです。
苦しさの本当の原因は「起きたこと」に対するあなたの受け止め方なのです。
あなたが物事をどう受け止めるかは・・
●現在の自分がいる状況
に強く影響されています。
ですので悩み、苦しみから抜け出すためには・・
この2つをよく分析することによって自分というものをより深く知る必要があるのです。
自分らしさに気づき、自分そのものを今とは違った視点で見れるようになれば、
自己イメージを変えること出来ます。
すると、現実世界の見え方が変わってくるはずです。
悩みや苦しみを抜けだすために大切なことは、1つの視点に固執しないことです。
同じ苦しみでも、「これは自分のとって意味のあるものなんだ」と視点を変える努力をすることによって今よりもっと前向きになれるはずです!
※この記事は加藤諦三著の【人生は「捉え方」しだい~同じ体験で楽しむ人、苦しむ人~」】を参考にしています。