こんにちは。でっぱ虫です。
名前はたらお。
甘えん坊の怖がりさんです。
この子は岡山の保健所から引き出した子で、ボランティアさんに愛知まで搬送して頂いたりと大変お世話になりました。
里親になるにあたって、ボランティアさんに聞かれたことや、お願いされたこと、条件などを紹介します。
目次
応募条件
お世話になるボランティアさんの保護団体によって条件は様々です。
しかし以下は共通している条件です。
●20歳以上である
●60歳・または65歳未満である
(60歳、65歳以上であっても、身内が動物を飼うことに賛成しており、飼い主に何かあった場合、引き続き世話をすることが出来る場合は可・もしくは老犬を飼う場合は60歳、65歳以上でも可)
●終生愛情を持って飼うことが出来る
●転勤や引越しで飼えなくなる可能性がない
●お住まいの住居でペットを飼うことが許可されている(集合住宅や賃貸住宅の場合は、不動産や管理業者の飼育許可書が必要な場合も)
●販売目的や動物実験などの目的は禁止
●犬の登録、ワクチンや狂犬病予防接種をする(先住犬がいる場合、先住犬が接種しているか聞かれることも【老齢犬で身体に負担がかかるため打ってない場合は要相談】)
●不妊・去勢手術をする(先住犬がいる場合、不妊・去勢しているか聞かれる可能性大)
また、これらの条件に加え保護団体、ボランティアさんによっては以下の条件などが追加される可能性もあります。
子供が生まれて、動物アレルギーだから犬を手放さなければならない・子どもが玩具のように犬を扱うかもしれないかもという理由から
転勤の可能性や、犬を飼い始めたのが独身のときで、結婚が決まり、配偶者になる相手が犬嫌いだから飼えなくなった・虐待をする可能性があるという理由から
別れてしまってペットが飼えなくなってしまう可能性から
十分に愛情を注いだり、しつけをする時間がないから
これらの条件はボランティアさんや保護団体によって様々です。
厳しい条件の理由
一体どんだけの人が当てはまるんだ・・
と思うかもしれません。
更に、なんだか保護団体にあんまりいいイメージを持ってない方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
確かに保護団体の中には、少数派ですが威圧的な方もいるそうで、里親になろうという優しい気持ちがあったのに悲しい気持ちになった・・というお話もあるようです。
ただ、大多数のボランティアさんは本当に犬や猫のためを思って、対等な立場で親身に接してくれます。
このような厳しい条件を掲げるボランティアさんが増えている理由は、飼い犬や猫を最期までお世話するという責任感や覚悟がなく、飼い主事情で保健所に持ち込んだり、虐待目的で引き取る人間が後を絶たないためです。
ペットショップで買うよりも安価でペットが手に入ることも大きな要因だと思います。
条件に当てはまらない
って方でも諦めずにボランティアさんに問い合わせてみましょう。
ボランティアさんに条件が当てはまらない旨を相談するとよいでしょう。
ボランティアさんはその人の人柄を見て、本当に犬や猫を幸せにしてくれるはず・・と思った場合、全部の条件に当てはまらなくても里親決定になることもあります。
もし保健所収容の場合、その子の命がかかっているのでボランティアさんも1匹でも多くの命を救いたいと思っています。
ただ、家族全員の同意があり、責任と覚悟がしっかりあることは必要最低条件です。
ボランティアさんによる環境チェック
事前に、環境チェックとして自宅訪問をするボランティア団体さんもいます。
プライバシーの侵害だと思う方もいらっしゃるかと思います。
ですが、でっぱ虫も事前に自宅訪問をしてもらいました。
結果、してもらってよかったと思っています。
何故なら、色々なアドバイスを頂けたからです。
例えば元野犬の子だったため、本能的に逃亡したい欲があるそうで、家の中のここが危ないので柵を作った方がいい、もしくはこのリードだと少し心許ないから、ハーネスと首輪にダブルリードをした方がいいなど教えていただけたことはとても勉強になりました。
実際、きちんとアドバイスをもらえなかった里親さんで犬を逃がしてしまったりなどあったそうです。
また、でっぱ虫には先住犬がいたのですが、そのボランティアさんが犬を連れてきてくれ、先住犬が犬に対してどのような反応をするのかも見ることが出来てよかったです。
更にボランティアさんと実際会ってお話することで、何かあった時などに相談しやすい関係になれたと思います。
最後に
里親になるための条件が厳しすぎる、ボランティア団体ってなんか信用ならない、自宅に来て欲しくない・・・
など色々な考えを持っている方がいらっしゃるかと思いますが、実際自分が里親になったことで本当にボランティアさんの頑張りには頭が下がる気持ちでいっぱいになりました。
ですが、親身に相談にのって頂き、融通をきかせて頂いたのです。
更に、たらおを岡山から愛知県まで車で往復約10時間、搬送して頂き・・
その全てが犬のため、善意であることにいかに1匹でも多くの命を救おうと頑張ってくれているのか知ることが出来ました。
もし、あなたが里親になりたいと思ってくれているのなら、本当に信用できる団体さん、ボランティアさんを見つけて条件が当てはまらくても相談してみるとよいかと思います。