今日の夕食は、唐揚げにしよう~。
えっと~油は特売でこの前買ったキャノーラ油を使おうっと。
やった!!唐揚げ大好き!!
・・でも、ちょっと待って。
せっかくの唐揚げ、キャノーラ油なんかで揚げ物するの・・?
キャノーラ油は危険なのに・・。
嘘でしょ・・。
今回はあなたの台所にあるかもしれないキャノーラ油。
また加工食品の裏面にも「植物油脂」という表示の影にひっそりと隠れているキャノーラ油。
そんな「キャノーラ油」が実は危険だった!?
菜種油との違いは?
本当の正体を暴いてやりましょう。
目次
キャノーラ油とは?
アブラナ科の植物を原料にしてつくった油です。
アブラナの別名は菜種です。
ですので、これを菜種油と呼びます。
昔の菜種油はエルカ酸(エルシン酸)がたくさん含まれていました。
エルカ酸とは心臓をダメにしたりと、いわゆる悪い子ですね。
身体に悪かったんですね~。
このなたねちゃん(キャノーラ品種)からつくったキャノーラ油は、リノール酸が少なく、オレイン酸が多いんです!
うわ・・なたねちゃん、雑に描かれたな。
それにしてもリノール酸?オレイン酸?
なんだそれ。
いいことなのかどうかもわからんぞ。
・・いいことなんです!
簡単に言うと・・
オレイン酸→美肌、血液サラサラ、善玉コレステロールそのままで、コレステーロール値下げる
キャノーラ油、実は怖い子だからね。
危険1 遺伝子組み換え
私はキャノーラ油の原料となるなたねちゃん。
私はほぼ輸入品で、たいがいカナダからはるばるやってくるわよ。
カナダは世界ランク、第5位なんです!
何のランキングでしょうか?
そう、遺伝子組み換えの食べ物いっぱい作っちゃってるよ、ランキングです!
なんかよくわからないうちに、遺伝子レベルで組み換えられちゃったわ!
いやん。
キャノーラ油の原型となった油、
元は石鹸や殺虫剤など工業用の油として使われていたんです。
そして「安く作れるこの油、食用にできないだろうか?」という利益目的のために、
なたねちゃんを遺伝子組み換えした結果、完成したのが今出回っているキャノーラ油です。
遺伝子を無理やり変えちゃった、普通は存在しない食べ物。
そんなものを食べていると・・
怖!遺伝子組み換え作物を餌として与え続けたラット
肝臓や免疫機能の低下
大きい腫瘍が出来る
など怖い実験結果もあります。
ですが、油をつくる時に遺伝子組み換えの影響を受けているなたねちゃん(キャノーラ品種)のタンパク質は、なくなってしまうため大丈夫!という声もあります。
危険2 製造方法
その前に、日本で作っている良質な「菜種油」もあることを知ってください。
この子はキャノーラ油とは別物です。
この良質な菜種油は、製造過程で熱を加えず、ゆっくり圧搾する「低温圧搾」で作られます。
もしくは、専用の玉締め機を使って、時間をかけてゆっくりと、菜種から油を搾り取る「玉締め搾り」という伝統的な方法で作られます。
いわば、日本の菜種油はセレブよね。
カナダからやってきた庶民派の私は、油をとられる時にはヘキサンという溶剤が使われるの。
このヘキサン、石油みたいなもんで農薬と同じくらいの毒性があるのよ。
こんな毒の強い溶剤に浸されて、一気に高温にされると、もう熱いわ、苦しいわで大量に油作っちゃうの私。
私を苦しめることで、安く、大量にキャノーラ油が出来るんだけど、悔しいから置き土産にトランス脂肪酸を油の中に発生させてやるんだから。
※ヘキサンは基本的に蒸発し、残らないと言われています。
危険3 トランス酸脂肪酸
トランス肪酸とは?
油を高温にする、もしくは油に水素を加える過程で発生します。
この子、かっこいいミドルネームもっています。
その名も「卓上の時限爆弾」
もう、一言で言うならめちゃくちゃ身体に悪いんです。
ガンとかアルツハイマーとか色々な病気の原因になりうるんです。
アメリカでは使用禁止されてるくらい悪いやつなんですよ。
※水素を加えた時に出来るトランス脂肪酸の使用禁止
トランス脂肪酸について詳しく書いた記事もあるので参考にしてください。
トランス脂肪酸とは。どんな食品に含まれるの?その怖い危険性は?
危険4 BHA BHT
やっすいキャノーラ油だと酸化防止剤を使用している可能性があります。
この酸化防止剤のBHA BHTはラットをつかった実験で・・
ガンや奇形の発生が確認されています。
詳しくはパーム油の危険の中でも詳しくかいてあるので参考にしてください。
恐怖!キャノーラ油を使った動物実験
なんだか危険そうなキャノーラ油。
では、ラットにキャノーラ油を食べさせてみました。
その結果は??
恐怖2 腎臓障害が多く見られ、脳出血のラット多発!
恐怖3 脳に影響→落ち着きがなくなる
恐怖4 男性ホルモンが減る
恐怖5 キャノーラ油を食べてた親から生まれた子どもも短命。
(その子供は違う油を食べていても)
それが今、日本に出回っているんですね。
菜種油とキャノーラ油の違い
キャノーラ油と菜種油、結構、いっしょくたにされています。
同じ菜種さんが原料ですからね。
ですので、加工食品に「菜種油」と表示されていても、ほぼ、「キャノーラ油」のことです。
上記にも述べたように、「菜種油」と「キャノーラ油」は製造方法と原料が違います。
国産の菜種油でも身体に悪いエルカ酸を含まないよう遺伝子組み換えではなく、品種改良した安全な菜種を原料にしている油もありますよ。
おすすめの国産菜種油
国産の菜種油は「香り、味、色」どれもがキャノーラ油よりも抜群にいいです。
また日本の菜種の自給率はわずか0.04%と言われています。
しかし作り続けていけば、「種」や栽培技術を次の世代へ継承出来ます。
600gの「国産なたね100%なたね油」を選べば、6畳分の農地を守ることが出来るそうです。
国産の菜種油で作った料理はキャノーラ油で作った料理よりも本当に美味しいから試してみて!
国産菜種油はキャノーラ油と違い、遺伝子組み換えもしておらず、余計なものも含まれていないため、身体にいいので、詳しく知りたい方は是非この記事も読んでみてくださいね。
では、おすすめの安全な国産菜種油を2つ紹介します。
平出油屋の菜種油
おすすめする理由
〇明治時代から作り続けている伝統
〇酸化防止剤、化学処理一切行わない
〇玉締め圧搾法
化学合成薬品等の無い、人毛マットの間から油をにじみ出させてから、玉締め圧搾機を使用します。
圧搾機には丸い玉がついていて、この玉に重みを加えることで菜種を絞ります。
その後、和紙で不純物を取り除くのです。
とっても手間暇がかかる手法
〇北海道産、青森産、秋田産のいずれかの遺伝子組み替えのない無(低)農薬有機農法産
〇遮光瓶
プラスチック容器から化学物質が溶け出す心配がない
黒っぽい瓶のため、光を通しにくく酸化しにくい
(酸化した油は身体が錆びる)
実際に使った方の口コミ
炊き立てのご飯に、この菜種油と海の精の醤油をかけるだけで極上のご飯になります!
まるで卵かけごはんのようですよ♪
色も綺麗な黄色で、見るからに美味しそうです。(Mさん)
お菓子にも料理にも使用しています。
特に料理はこちらかオリーブオイルしか使用できなくなりました。
料理が上手になった気分にさせてくれるよい油です。
丁寧に作られたものは全く違うなとつくづく感じました。(Kさん)
たっぷり入っているので、意外と長く持ちました。(rさん)
※瓶の蓋のキャップが丈夫じゃないので、キャップ希望と記載するか、自分で工夫してください。
村山製油の純菜種油
おすすめする理由
●契約農家から提供される鹿児島産と青森産、北海道産の質のいいものだけを使用
●昔ながらの釜煎り圧搾製法
菜種を鉄の釜で20~30分煎り、圧搾機で搾る。
菜種油の原油と油粕に分かれて出てくる。
タンクにたまった原油をお湯洗いして一晩置き、上澄みの油をもう一度お湯洗いして一晩置く。
上澄みの油に熱を加え水分を完全に飛ばし、和紙を仕込んだろ過機を通して黄金色の菜種油の出来上がり
●1番搾り
1番搾りの贅沢な油のみ
●添加物を一切使用しない
●1650gだと、遮光瓶
国産菜種はすごく貴重だけどね。
実際に使った方の口コミ
普通の菜種油とは訳が違う
これで天ぷらにするのもいいし、普通の炒め物にしても何でもありです。(Sさん)
同じ素材で料理しても味に大きな差があります。
その点、本品は本物だと思います。とにかく美味しい料理ができます。
特有の香りが苦手な方にはお勧めできないかもしれないけれどあの香りと色が本物です。本物を求めておられる方にはお勧めです。(Kさん)
最後に
加工食品の裏に「植物油脂」と書かれていたら、3大植物油脂の一つである、このキャノーラ油の可能性が高いということも覚えておいてください。
キャノーラ油の危険性をしっかり認識して、出来るだけ避けれたらいいですね。