こんにちは。でっぱ虫です。
コーンスターチってプリンとか、お菓子とか、ポテチとかの加工食品の裏にひっそり登場していますよね。
また、ケーキを作ろうとしたら材料にコーンスターチって書いてあったり・・・
そもそも、コーンスターチって何?
コーンスターチの原料とは?
コーンスターチってどんな役割で使われるの?
片栗粉との違いは?
危険性は?
よし、暴いてやりましょう。
目次
コーンスターチの原料
コーンスターチはトウモロコを原料とするでんぷんです。
トウモロコシをすり潰し、繊維などを分離して作る、デンプンの粉です。
一般に私達が食用としているのは、スイートコーンと呼ばれる甘味種です。
またポップコーンに使われるのは爆裂種ですが、どちらもコーンスターチに使われる種類ではありません。
コーンスターチには、デントコーンやワキシーコーンという品種が使われます。
デントコーン
主に乾燥させて、牛や豚、鳥などの家畜の飼料として利用される大型のトウモロコシです。
ワキシーコーン
見た目きもいですね笑
粒の色は見ての通り、黒色や紫などカラフルです。
若いうちに収穫して蒸すと、もちもちとした食感があります。
完熟させると粒の表面がツルツルになり、ワックスをかけたように見えるのでワキシーとういう名前になったそうですよ。
ちなみにコーンスターチの成分は・・
水分、たんぱく質、脂肪、でんぷん、灰分
コーンスターチの役割
コーンスターチは無味無臭なので、とっても使いやすい子です。
コーンスターチは中華料理やフランス料理などで、とろみを出すために使用されます。
またプリンを固めるための凝固剤としても活躍しています。
更に揚げ物の衣にも使われます。
小麦粉の衣だと、具と衣がペロンと剥がれやすかったりしますよね。
でも、コーンスターチを使うことで、剥がれにくい衣になります。
スーパーやコンビニで売られているような揚げ物はコーンスターチの衣で揚げているらしいですよ。
また冷凍食品の安定剤としても重宝されています。
あと、スーパーの製菓材料売り場に行くとそのままコーンスターチが売っていますよね。
この子、ケーキに入れるときめ細かく、ふんわり、しっとしたケーキになるからなんです。
また麦芽100%ではないビールや発泡酒でも使用され、安価なものだとほぼコーンスターチで作っているお酒もあるそうです。(コーンスターチを使うと、色が薄くすっきりした味わいのビールになる)
食品以外にも・・
ファンデーションやおしろい、ベビーパウダーなどの化粧品にも使用されます!
更に紙製品の加工、製造の際に糊(のり)として使われてますよ。
うーん。
なんと幅広く活躍できる子なんでしょう。
バリバリキャリアウーマンですね!
では、片栗粉とよくコーンスターチは比べられますが、違いはなんでしょうか?
コーンスターチと片栗粉の違い
どちらも同じようにとろみをつけますよね。
しかし、片栗粉の原料はじゃがいもです。
片栗粉は温度が下がると粘度が低下しますが、コーンスターチは温度が下がっても粘度が持続するので加工食品向きです。
また、とろみの色は、片栗粉は無色透明ですが、コーンスターチは不透明という特徴があります。
ですが似たような特徴を持つので、実際コーンスターチの代用として片栗粉が扱われることもあります。
では、こんなにご活躍のコーンスターチ君。
危険性は??
コーンスターチの危険性
無水亜硫酸
とうもろこしからでんぷんを取り出す時、無水亜硫酸を使用します。
これは二酸化硫黄の俗称で、ワインなどに必ず添加される酸化防止剤です。
なんと、四日市ぜんそくなどでも知られる、大気汚染の原因物質とされていて自動車の排気ガスにも含まれてるものです。
呼吸器を刺激し、せき、気管支喘息、気管支炎などの障害を引き起こす恐れがあります
なんと、なんとクリミア戦争ではイギリス軍が化学兵器として使用したのではないかとも言われているそんな物質です。
こえええええええええええ༽༼☉ɷ⊙༽
え、大丈夫なのでしょうか。
ちょっと調べてみたところ・・
最終的に乾燥した粉末になるコーンスターチに、亜硫酸が残るとは考え難いそう。
更に高温処理すれば除去できるらしいです。
そこまで神経質になる必要はないそうよ・・・・。
ふむふむ・・いや、でも怖くない?
でもね、それより怖いのは、原料のとうもろこしが遺伝子組み換えされているものってことです。
遺伝子組み換え
コーンスターチの原料となるトウモロコシは海外産(アメリカ)の可能性が非常に高いです。
だって、トウモロコシはアメリカの輸入に90%以上も頼っているんです!!
安いしね!!
しかし、
こんなものが安全なわけがありません。
実際、遺伝子組み換えされた餌を与えた動物実験でも・・
肝臓や免疫機能の低下
大きい腫瘍が出来る
などの結果が出ています。
更に加工食品において、遺伝子組み換えの表示は・・
つまり、加工食品の裏にコーンスターチが3番目以内に書いていない場合、遺伝子組み換えであるかどうかは表示しなくていいんですね。
(原材料はたくさん含まれているものから順番に書かれる)
コーンスターチには基本的に表示義務があるが、分量が少しであれば、遺伝子組換えであることが表示されない場合もあるのです。
ってことは、表示されていなくても、コーンスターチが遺伝子組み換えの可能性やっぱり高い!!
まとめ
コーンスターチ、積極的にとりたいものではありませんね。
では、この記事のまとめです。
コーンスターチはトウモロコを原料とするでんぷん。
コーンスターチには、デントコーンやワキシーコーンという品種が使用される。
コーンスターチの用途
凝固剤
安定剤
はがれにくい揚げ物の衣
ふわふわ、しっとりしたケーキ生地
ビールなど
化粧品
接着剤 etc….
片栗粉との違いは、原料、冷めてからの粘度の持続力、とろみの色が不透明であるということ。
危険性
遺伝子組み換え