こんにちは。でっぱ虫です。
揚げ物に最適な油って何だろう??
胃もたれしなくて、しつこくなくて、カラッと揚がる油。
そして安全な油といったら・・こめ油と答える方が多いのではないでしょうか!
しかし本当にこめ油は安全なのでしょうか?
実は選び方を間違えると2つの危険性があり、こめ油でも体に悪い可能性があるんです。
はい。今回の主役は米油です。
こめ油の嬉しい成分や効果9つ
こめ油に潜む2つの危険性は?
こめ油のおすすめ
これらを詳しく見ていきましょう。
目次
こめ油とは?
米ぬかから抽出される植物油です。
米ぬかとは、玄米から白米にする過程で取り除かれた部分です。
この米ぬかには栄養素がたっぷり含まれていて、約20パーセント程の油分が含まれています。
この油分を抽出、もしくは圧搾したものが米油です。
では、そんな栄養たっぷりの米ぬかから出来たこめ油にはどんな嬉しい成分が含まれていて、どのような効果などがあるのでしょうか??
米油の嬉しい成分や効能など9つ
原料が国産だから安心
日本では、大豆油やキャノーラ油など、遺伝子組み換えされた作物を外国から輸入して様々な植物油を作っています。
ちなみに、日本は遺伝子組み換え食品の消費量第1位です。
ですが、日本ではお米を主食にしているので・・
こめ油は原料を国産で賄える唯一の植物油なのです!
安心ですね。
ビタミンE
ビタミンEは大きく分けてトコトリエノールとトコフェロールの2種類に分けれます。
米油には、この2つ、両方が含まれていますが、特にすごいのが、トコトリエノール(*’▽’)
トコトリエノールはスーパービタミンEとも呼ばれる程、強い抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは?
私達の食生活や取り巻く以下の環境によって・・
紫外線
激しいスポーツ
運動不足
たばこ
排気ガス
油の多い食事
ストレス
私達の身体ってサビていくんです!
身体のサビが進行していくと以下の病気の原因になりえます。
しわ
アルツハイマー
疲労
動脈硬化
ガン
糖尿病
シミ・ソバカス
パーキンソン病
肥満
この身体のサビを抑えてくれるのが抗酸化作用です。
ですので抗酸化作用の強い、トコトリエノールを含んだ米油は、上記の病気の予防になるというわけです!
他にもこのトコトリエノールは、以下の効果を期待できます。
トコトリエノールの効果
脳新規疾患の効果
美白効果
なかなかやり手ですねえ(*’▽’)
γ(ガンマ)-オリザノール
米油特有の成分としてγオリザノール が挙げられます。
このγオリザノール は先ほどのトコトリエノールと同様、抗酸化作用があります。
他にもこのγオリザノール は以下の効果があります。
自律神経を整える
自律神経のバランスを整える働きがあるため、精神の安定に役立ちます。
そのため、女性の更年期障害にもいいとされています。
また、自立神経に作用することから、眼の疲労や肩こり、腰痛などの症状改善も期待できます。
美容効果
皮膚の調子を整える効果があるため化粧品にも使用されています。
メラニンの生成を防ぐ効果もあることから、紫外線を防いだり、しみなどの肌トラブルに効果があります。
また乾燥肌の方にも、皮脂の分泌を促してくれるなどの効果が期待できます。
他にもコレステロール値の改善や胃腸神経症の改善などに効果があります。
こめ油を加熱するとほんのりバニラのような甘い香りがするのですが、このγオリザノール がバニラ成分に変わるからなんですよ。
植物ステロール
植物ステロールは悪玉コレステロールを下げる効果があります。
またγオリザノール と一緒に摂ることで、認知症、動脈硬化の予防にいいとされています。
米油の植物ステロールの含有量は他の植物油と比べても大変多いです。
加熱に強い
米油にはリノール酸が約35パーセント程、含まれています。
リノール酸とはアフレコで紹介します。
僕は、少し太めの不飽和脂肪酸(固まらない脂肪酸)。
僕はいい奴にも悪い奴にもなる二重人格者です。
僕を適量だけ身体の中に入れてくれれば、悪の悪玉コレステロールやっつけてあげるし、エネルギーを生み出しますよ。
あなたになくてはならない存在なんです。
でもあなたが調子にのって僕を身体の中に入れすぎると、もう1つの悪い顔がでてきます。そう!味方のはずの善玉コレステロールまでやっつけちゃうのさ!酸化もしやすいから悪と手を組んでガンにも変身しちゃうよ!!
肺がん、乳がん、大腸がん、前立腺がんなど、ほとんどが僕の仕業かもね!春になると花粉症困るだろう?あれも僕が原因かもね。
アトピーとかもね!
血管をつまらせるイタズラもしちゃうし、やりたい放題さ!!!
このリノール酸は普段の食生活で十分足りているので、あえて油からとる必要はないんですけどね。
この36パーセントが多いか少ないかは微妙なところなんです。
ただ、このリノール酸の本当に怖いところは200度前後の高温で加熱するとヒドロキシノネナールに変化してしまうことです。
このヒドロキシノネナールは神経細胞をじわじわと殺し、認知症やうつの原因になるとされています。
ですので、サラダ油や大豆油など、リノール酸を多く含んだ油で揚げ物をするのは危険なんです。
ですが、このこめ油。
先ほどのトコトリエノールやγオリザノール のおかげで強い抗酸化作用ゆえに酸化しにくく、この悪魔のようなヒドロキシノネナールの発生を最小限に抑えてくれるという嬉しい一面があります。
揚げ物が、カラッと揚がるのも米油の特徴です。
オレイン酸
米油はオレイン酸を約40%含んでいます。
オレイン酸とは?
僕は、悪役の悪玉コレステロールだけをやっつけてやるのさ。
正義の味方、善玉コレステロール達を陰で応援しながらね。
仲間の他の不飽和脂肪酸は悪の手にかかって酸化すると、変身してガンという悪者に変身しちゃうけど、
僕は酸化しにくいからガンにならないんだ!
発がんを抑制して動脈硬化も予防する優れモノさ!
僕は戦いに忙しいから、胃の中で休んでる暇はないため余計な胃液を分泌させないよ。
胃にも優しい紳士さ。
だから胃もたれ、胸焼けを起こさせないし、胃弱の人にはぴったりだよ。
また便秘してるなら僕を体内にいれてくれれば、腸内にいる悪い子達に出ていくよう説得してあげるよ。
さらに、肌を作ってる一員の僕は、皮膚を柔らかく出来る力を持っているから、乾燥や小じわを防いで、君を美肌にしてあげる!
このオレイン酸はオリーブオイルなどに多く含まれていますよね。
こんな身体にいいオレイン酸が米油にも約40%含んでいるんですね。
油酔いしない
揚げ物をしている時に気分を悪くする人っていますよね。
これは油脂を加熱する時に発生する物質(アクロレイン)が原因なんですが、これが他の植物油に比べて少ないのが特徴です。
また米油は、胃もたれしにくい油です。
でっぱ虫、すぐ胃もたれするのでありがたいです。
揚げ物の品質を長く保つ
様々な油で揚げた揚げ物を40℃の条件で保存して腐敗臭がするまでの時間を測った実験では・・
こめ油が圧倒的に長い時間、揚げ物の品質を保つことがわかっています。
洗い物が楽になる
米油はべたつきがなくサラサラしているため、揚げ物をした後の鍋や食器などの洗い物が楽になるそうですよ。
また、油を鍋から、他の容器にうつす際などの油のキレがいいとか。
実際に、揚げ物をした鍋の汚れにくさが実験で明らかになっています。
以上、米油の素敵なアレコレでした。
・・・なかなか米油って優秀なんじゃない??(*’▽’)
でも、ちょっと待って。
米油って危険性はあるのでしょうか??
こめ油にひそむ2つの危険性は?体に悪い?
危険性1 製造方法
この米油の作り方は「圧搾法」と「抽出法」に大きく分けられます。
「抽出法」ではヘキサンという溶剤が使われます。
こめ油は米ぬかに含まれる油分が少ないため、この方法が主流です。
ヘキサンとはほぼ石油みたいなものです。農薬と同じくらいの毒性があります。
そんな身体に悪そうな溶剤を、米ぬかに浸して高温にすると、あら不思議。
一度に大量に油を搾り取ることが出来ちゃうんです。
便利ですね。
このヘキサンは300℃ほどの高温に何度もすることで、蒸発してしまうから残らないそうです。
ただ、植物油脂の研究をしているレンプライス氏の著書では、ヘキサンなどの溶剤がほとんど残らないといっても、少なくとも1~2ppmは残ってしまうと記しています。
また、300℃の高温に何度もさらされたら、せっかくの栄養素が減ってしまう可能性はおおいにあります。
また、いくら抗酸化作用の強いこめ油でも、何度も高温にすることで、先ほどの認知症やうつ病の原因となるヒドロキシノネナールが発生してしまう可能性が高いです。
そしてなにより、植物油を高温にすることで、発生するトランス脂肪酸が問題です。
危険性2 トランス脂肪酸
植物油を高温に加熱することで発生する悪魔のような奴です。
何が悪魔のようか簡単に言うと・・
トランス脂肪酸はこれらの病気の原因になりうるんです。
詳しくはトランス脂肪酸とは。その危険性に全米が震えた!【ガクブル注意】
農林水産省によると・・・
これは1人1日当たり約2グラム未満に相当
(日本人が一日に摂取するエネルギーは平均で約1,900 kcalとして計算)
このトランス脂肪酸が、こめ油には1%前後、含まれているとされています。
こめ油単体で見た場合、2g摂取するには約130g以上の油を摂取することになります。
大さじ2杯ではトランス脂肪酸は0.2gしか含まれないし、少量だから大丈夫とも判断できますが・・
怖いことに、このトランス脂肪酸、安価な植物油に含まれるため植物油脂と書かれた加工食品や、揚げ物にも含まれています。
現代日本人はどんどんこういった外食や加工食品に頼った食生活になりつつありますよね。
色んな食品から少量づつトランス脂肪酸を摂取してしまってるのが現状なんです。
ちなみにこういった加工食品から摂取するトランス脂肪酸は先ほどの日本人のトランス脂肪酸平均摂取量に含まれていないのです。
すでに2g超えてしまってる場合もあるというわけです。
そこであえて、毎日使用する油からもトランス脂肪酸を摂るのってどうなんでしょう??
どうせなら、製造過程で、ヘキサンといった毒物のような溶剤を使って何度も高温にすることもなく、栄養素も損なわれず、トランス脂肪酸、ヒドロキシノネナールががより少ないこめ油の方をおすすめします。
おすすめのこめ油
製造に時間がかかるが、ゆっくり圧をかけて油を搾り取る「圧搾法」をおすすめします。
また、油の容器はプラスチックだと化学物質が溶け出す恐れがありますので、出来る限り、瓶がいいです。
三和油脂 コメーユ
おススメする理由
〇精米工場と精油工場との連携により、国産の新鮮な米ぬかを短時間で加工
〇溶剤を一切使用せず、独自の圧搾技術を使用
〇その後、スチームリファイニング法(蒸気による)で精製。長時間高温加熱しない。
〇化学用品一切使用しない。
これらのこだわりのおかげで、こめ油本来の栄養素が生きています。
口コミ
コクや深みが出て、なおかつあっさり、やさしい味になる。
必需品です。(Tさん)
サラダオイルより、臭みが少ないのが良いです。
しつこい感じも少ないと思います。(Eさん)
三和油脂 つや姫こめ姫
おすすめする理由
先ほどのコメーユさんと同じ会社ですから、こだわりも同様です。
ただ、こちらは山形県産つや姫から作られているため、よりプレミアム感がありますね。
口コミ
使い続けて欲しいのですが、箱に書いているレシピは年寄りには馴染みがあまりなさそうなメニューなのでもう少し高齢者向けの使いやすいレシピが書いていると有り難いです。(Nさん)
つや姫こめ油のあっさりとしてさわやかな風味は、きっと今までの油料理を激変させます。そのまま召し上がれるクセのない味です。また、熱を加えると一段と風味が増します。和食だけでなく、素材を活かすイタリア料理にも中華料理にも東南アジア料理にも。(公式HPより)
アマゾンさんでは売り切れかな?
これが色付きの遮光瓶に入っているともっとよかったんですがね( *´艸`)
まとめ
米油とは米ぬかから作る油のこと。
米油のうれしい成分や特徴9つ
1 国産の米を使用。遺伝子組み換えの心配がない
2 ビタミンE
ビタミンEのトコトリエノールの効果
コレステロール値の改善
動脈硬化の予防
脳新規疾患の効果
美白効果
抗ガン作用
γ(ガンマ)-オリザノール
3 γ(ガンマ)-オリザノールの効果
自律神経を整える
美肌効果
コレステロール値の改善
胃腸神経症の改善
4 植物ステロール
植物ステロールの効果
悪玉コレステロールを下げる
またγオリザノール と一緒に摂ることで・・
動脈硬化の予防
5 抗酸化作用があるため、加熱に強い
6 オレイン酸
オレイン酸の効果
動脈硬化の予防
胃に優しい
便秘解消
乾燥、こじわを防いで美肌
7 油酔いしない
8 揚げ物の品質を長く保つ
9 洗い物が楽になる
こめ油の危険性
1 製造方法
ヘキサン(ほぼ毒)を使って米ぬかから油を抽出する
何度も高温にすることによってヘキサンは蒸発するが、米油に残る可能性は完全に0ではない。
また、栄養素も損なわれる可能性あり。
2 トランス脂肪酸
少量だがこの方法で作られた米油に含まれる。
様々な病気の原因になる悪魔のようなやつ。
ヘキサンを使わず、何度も高温にすることなく、安全な圧搾法によって作られたおすすめこめ油